ドルトムントがトルコ代表の18歳”ミニ・メッシ”獲得に照準 主力流出危機も育成路線を貫くか

デンベレ、メリーノと逸材の獲得が続く

 身長168センチと小柄で左利き。細かいステップのドリブルが得意な姿は、まさに世界最高の選手と言われるバルセロナのアルゼンチン代表FWを髣髴とさせる。18歳のエムレには、すでに「ミニ・メッシ」、「トルコのメッシ」などのあだ名が付けられている。今季デンマーク1部リーグで13試合に出場し、2得点2アシストを記録。クラブとの契約は2018年6月末までとなっている。

 すでにドイツ代表DFマッツ・フンメルスのバイエルン・ミュンヘン移籍が決まり、さらにガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンやドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアン、アルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアンと主力の大量流出危機に直面しているドルトムント。しかし、ここまではフランスのスタッド・レンヌからレスターやバルセロナとの争奪戦を制して獲得した19歳のU-21フランス代表FWウスマン・デンベレや、同じく19歳でオサスナでプレーしていたU-19スペイン代表MFミケル・メリーノなど、即戦力というよりは将来への投資的な意味合いを持つ補強が続いている。育成に定評のあるドルトムントは、さらにトルコ期待の18歳”ミニ・メッシ”まで手中に収めることになるのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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