CL決勝後半にPKを外したアトレチコのエースが負け惜しみ 「レアルよりバイエルンの方が強い」

120分間を優勢に進めながら惜敗 グリーズマンが試合後に分析

 アトレチコ・マドリードはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝でレアル・マドリードにPK戦の末に敗れ、クラブ史上初の欧州制覇はならなかった。フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンは、レアルよりも準決勝で死闘を演じたバイエルンの方が強かったと分析している。スペイン紙「AS」が報じている。

 試合は前半15分、スペイン代表DFセルヒオ・ラモスがオフサイドポジションにいたように見えたが、先制弾を決められてレアルに先手を許した。しかしその後、グリーズマンは何度かフィニッシュまで持ち込み、アトレチコに流れを引き寄せようと必死にプレーした。

 後半開始直後にはグリーズマンがペナルティーエリアに斜め前方のパスを送ると、FWフェルナンド・トーレスがペナルティーエリア内でDFペペに倒され、主審はペナルティーキックの判定を下した。

 このチャンスでPKキッカーを託されたのは、今季リーガでチームトップの22得点を挙げたグリーズマンだった。しかし背番号7がゴール中央に蹴ったキックは、クロスバーに跳ね返されてしまい、エースは茫然とした表情を浮かべた。

 エースの痛恨のPK失敗もアトレチコは諦めず、後半34分に途中出場のMFヤニック・カラスコが同点ゴールを決めて延長戦に持ち込んだ。120分間の死闘の末にPK戦になだれ込むと、ディエゴ・シメオネ監督は1人目のキッカーにグリーズマンを指名。重圧のかかるなかでしっかりと成功させた。それでもチームは4人目のDFフアンフランが失敗し、宿敵へのリベンジを果たすことはできなかった。

「この敗北は困難だけど、すぐさま忘れる必要があるんだ」とグリーズマンは語ったものの、レアルとの激闘については次のように悔しさをにじませた。

 

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