CL決勝後半にPKを外したアトレチコのエースが負け惜しみ 「レアルよりバイエルンの方が強い」

「本当に難しかった試合は…」

「感情的なレベルの問題でこの試合は難しかったが、本当に難しかったのはミュンヘンとの戦いだったんだ」

 アトレチコはCL準決勝バイエルン・ミュンヘンとの対戦を合計スコア2-2、アウェーゴール差で勝ち上がった。特に第2戦は後半9分にグリーズマンが値千金のアウェーゴールを挙げたものの、バイエルンに押されっぱなしでなんとか1-2で切り抜けた展開だった。決勝はアトレチコ初となるCL優勝を賭けた戦いだったために、精神的な高ぶりがあったものの、バイエルンの方がレアルよりも強敵という見方を示した。

 実際にアトレチコは”マドリード・ダービー”を戦う宿敵相手に臆さず、主導権を握った。前半15分のレアルDFセルヒオ・ラモスの先制点は各国メディアが「オフサイド」と断定している上に、相手エースFWクリスティアーノ・ロナウドには120分間でほとんど仕事をさせなかった。優勢に進めた天王山での悲劇的な結末に、悔しさをにじませたのだろう。

 レアルよりもバイエルンの方が強かった――2シーズン前にも負けた宿敵に再び屈したアトレチコのエースは捨て台詞を吐いた。三度目の正直でビッグイヤーを獲得するためには、チーム全体でさらなる規律と決定力を身につけるほかない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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