長谷部&遠藤、独誌企画の守備的MF部門でランクイン 「絶対的な起点」と称賛
「キッカー」誌の名物企画で遠藤が12位、長谷部が14位
ドイツのサッカー専門誌「キッカー」が、昨シーズンのブンデスリーガでのポジション別ベストプレーヤーを発表し、守備的MF部門で日本代表MF遠藤航(シュツットガルト)と元日本代表MF長谷部誠(フランクフルト)がランクインした。
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「キッカーラングリステ」と呼ばれる同企画は、1956年から続いているキッカー誌の名物企画で、半年ごとに同誌の専属記者たちによってポジションごとに選手たちをランキングし、さらに「世界トップクラス」「世界レベル」「国内レベル」に分類する。今回、遠藤と長谷部は守備的MF部門でそれぞれ12位と14位、ともに「国内レベル」に入れられている。
遠藤は昨シーズン前半だけのパフォーマンスを基にして発表された今年1月のラングリステでは同部門で6位、「世界レベル」に入っていたが、今回は「前回発表時のようなパフォーマンスをシーズン後半では維持できなかった」との寸評とともに順位を6つ落とした。しかし同誌は、「全くボールを失わず、さらにデュエルで強さを発揮するボランチであることには変わりなく、シュツットガルトの絶対的な起点となっていた。3ゴール3アシストを記録したこの日本代表のレギュラー選手は、攻撃にもアクセントを加えていた」と遠藤について取り上げていて、同選手がシュツットガルトの中盤の底で重要な役割を担っていたと評価している。
一方、長谷部については「この37歳の男は、信じられないぐらいに落ち着いてプレーしている印象があり、ボランチでも3バック中央の位置でも周囲を納得させるようなパフォーマンスを見せた」と衰え知らずのベテランを称え、「経験に基づく巧みなポジショニングによって、敵の攻撃を台無しにした場面も何度か見られた」と、屈強なフィジカルを誇る選手たちが集うブンデスリーガで豊富な経験と持ち前のインテリジェンスを駆使した“頭脳プレー”で奮闘していたことにも触れている。
今回の守備的MF部門の順位は以下のとおり。
■世界トップクラス
該当者なし
■世界レベル
1位 レオン・ゴレツカ(バイエルン)
2位 ヨシュア・キミッヒ(バイエルン)
3位 マキシミリアン・アーノルド(ヴォルフスブルク)
4位 マルセル・ザビッツァー(RBライプツィヒ)
5位 ザヴェル・シュラーガー(ヴォルフスブルク)
6位 ジュード・ベリンガム(ドルトムント)
7位 ヨナス・ヘクター(ケルン)
■国内レベル
8位 マフムード・ダフード(ドルトムント)
9位 トーマス・デラネイ(ドルトムント)
10位 フロリアン・グリリッチュ(ホッフェンハイム)
11位 ケヴィン・カンプル(RBライプツィヒ)
12位 遠藤航(シュツットガルト)
13位 エリス・スキリ(ケルン)
14位 長谷部誠(フランクフルト)
(FOOTBALL ZONE編集部)