ベルギー“黄金世代”、EURO敗退で“解体”の可能性 海外メディア指摘「一時代の終焉」

ベルギー代表の中心となり活躍をしてきた選手たち【写真:AP】
ベルギー代表の中心となり活躍をしてきた選手たち【写真:AP】

アザール、デ・ブライネら主力の高齢化が進行、失意のEUROを経て世代交代か

 2018年からFIFAランキング1位の座に君臨してきたベルギー代表だが、優勝が期待された欧州選手権(EURO)はベスト8で敗退となった。スペイン紙「AS」はレアル・マドリードMFエデン・アザールらを擁した“史上最強チーム”解体の可能性を報じている。

 今大会ではフランスやイングランドと並ぶ優勝候補として挙がっていたベルギー。グループBを3戦全勝で首位通過を果たすと、決勝トーナメント1回戦でも前回王者ポルトガルを1-0で撃破し、下馬評通りの強さを発揮した。

 しかし、続く準々決勝ではイタリアに1-2で競り負け、ベスト8で敗退となった。2014年のブラジル・ワールドカップ(W杯)と2016年のEUROフランス大会でベスト8、18年ロシアW杯で3位とメジャートーナメントで着実に結果を残し、FIFAランキングでも1位の座を長らくキープし続けてきた“レッドデビルズ”だが、またもタイトルには手が届かなかった。

 キャプテンのアザール、MFケビン・デ・ブライネ(マンチェスター・シティ)やFWロメル・ルカク(インテル)、GKティボー・クルトワ(レアル・マドリード)といったスター選手を揃えるチームは大きな期待を集めていたが、中心選手の高齢化も進んでおり、ベルギーの“黄金世代”がこのEUROを持って一区切りとなりそうだ。

 スペイン「AS」紙は「アザール、ベルギーの一時代の終焉。ロベルト・マルティネスの将来も宙ぶらりん」との見出しを打ち、「ベルギー史上最高のグループはEURO2020後に解体される」と報じた。

 徳に最終ラインはDFトーマス・フェルメーレン(ヴィッセル神戸)が35歳、ヤン・フェルトンゲン(ベンフィカ)が34歳、トビー・アルデルヴァイレルト(トッテナム)が32歳と主力の大半が30オーバーで世代交代は必須。ともに34歳のFWドリース・メルテンスとMFアクセル・ヴィツェルらの今後も不透明で、加えてイタリア戦の敗北でマルティネス監督の立場も危ぶまれている。今後、代表チームの顔ぶれが刷新される可能性がありそうだ。

 また、今年1月に30歳を迎え、怪我の絶えないアザールについては、来年のカタールW杯への参戦についても「代表チームでの活動を続けるか、所属クラブでベストフォームを取り戻すことに集中するかのジレンマに直面している」と不安要素を指摘されている。

 MFユーリ・ティーレマンス(レスター・シティ)ら次世代を担う選手も台頭しているとはいえ、代表史上最高とも称されたチームでも栄冠をつかめずにいるベルギー。W杯まで残り1年だが、失意のEUROを経て世代交代が急ピッチで進むことになるのだろうか。

(Football ZONE web編集部)


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