パリで全てを勝ち取ったイブラ 去り際に「まだウォーミングアップ中だった」と豪語

気持ちは古代ローマの将軍

 そう豪語した、イブラヒモビッチは、ローマの将軍ジュリアス・シーザーの気持ちのままパリを去る。

「オレはフランス語を学ばなかった。だが、オレは勝った。来た、見た、勝った、だな」

 パリで愛されたストライカーはユベントス、インテル、ACミランで戦った過去からイタリア語は堪能だが、フラ ンス語は話そうとせず、英語を貫き通した。フランス語を話さずとも、フランスを制覇した男は紀元前47年の“ゼラの戦い”で勝利の報せを送ったシーザーの言葉を引用した。

 年間50ゴールも朝飯前と言い切る英雄は、華麗なプレーと豪放磊落な発言で人気を博した。10月に35歳の誕生日を迎える男は、来季どこに移籍するのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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