ACL16強の日韓リーグ首位決戦にレッズ指揮官が崇高な決意 「アジアの今後のトレンド示す!」

2007年以来のアジア覇権奪回に天王山

 グループステージで昨季のアジアチャンピオン広州恒大(中国)を撃破してきた浦和だが、韓国Kリーグで首位に立つ強豪ソウルを迎え撃つ。決勝トーナメントから2戦トータルスコアで勝ち上がりを決めていくノックアウト方式になる。18日の初戦をホームで迎える浦和にとっては、勝利に加え、アウェーゴールを相手に渡さないことも重要なポイントになる。「私としてはどちらが先にホームでもあまり関係ないと思っている」指揮官は良い状態で敵地に乗り込むためには初戦の結果が大きな要素になると強調している。

「阿部が話したように、勝ち上がっていけばいつかは当たる相手というのは間違いない。それは、彼が2007年にアジアを制した経験から発している言葉だと思う。ソウルは、チェ・ヨンス監督が就任してから韓国サッカーの質を変えた。しっかりとサッカーをしてくるチームであり、我々もサッカーをする。非常にハードで内容の濃い試合になるだろう。そして、このゲームはアジアの今後のトレンドを示すものになるのではないか」

 従来の韓国チームのようにロングボールやフィジカル面の優位性に依存せず、ショートパスをつなぐ攻撃サッカーというスタイルを示すソウルと、浦和の目指すスタイルはアジアフットボールの指針を示すものになる。日韓リーグを代表する強豪決戦は、浦和のアジア覇権奪回に向けて大きなヤマ場となりそうだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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