2季連続でリーグ1得点の悪童バロテッリ 伊メディアは「イリュージョンのように消えた男」と酷評

ミランにとっての弱点は敏腕代理人の存在

 しかしながらミランには、来季に向けたバロテッリの契約問題で弱点があるとも同サイトは報じている。それは、代理人のミーノ・ライオラ氏の存在だ。ライオラ氏はミランが復帰を熱望するスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチや、なんとしても放出したくないイタリア人の実力者であるMFジャコモ・ボナベントゥーラ、最後の希望とされる17歳のGKジャンルイジ・ドンナルンマの代理人も務める。ミランとしては、バロテッリの案件でライオラ氏と対立するわけにはいかないという苦しい立場があるとしている。

 すでに、レンタル元のリバプールからは居場所がないという宣言をされ、ミランでも不良債権扱いを受けている悪童バロテッリ。敏腕代理人の手腕により、ミランに残留することになるのか、それともかねてから噂の中東や中国への移籍を受け入れるのか。いずれにせよ、その立場は極めて厳しいものになっているようだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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