名門ローマ、モウリーニョ新体制下の“強化計画”が判明 補強資金3年330億円投入へ
モウリーニョがオーナーグループである米フリードキン・グループと会合と現地報道
来季からイタリア・セリエAの名門ローマを率いるジョゼ・モウリーニョ氏が、クラブのオーナーグループである米フリードキン・グループと会合を行い、来季に向けてのプランを組み立てているという。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が報じている。
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ローマは今月4日、パオロ・フォンセカ監督が今季限りで退任してモウリーニョ氏が来季から指揮を執ると発表した。イングランド・プレミアリーグのトッテナムの監督を解任されてから、わずかに半月ほどでの契約発表であり、あらためてローマの「機を見るに敏」という面がクローズアップされた。
その会合の中で、フリードキン・グループはティアゴ・ピントCEOとモウリーニョ氏のタッグに対して3年間で2億5000万ユーロ(約330億円)を移籍市場で使用する許可を与えたという。そして、重要なポジションの補強に関してはモウリーニョ氏の代理人でもあるサッカー界で敏腕として知られるホルヘ・メンデス氏の存在がクローズアップされるだろうとした。
この中で、補強に関する重要なポジションは最終ラインとセンターフォワードから始まるという。モウリーニョ氏は現エースでもあるボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコのことを評価しているものの、その先を見越してレアル・マドリードから期限付き移籍中のFWボルハ・マジョラルのキープを考えているという。
また、様々な面においてオーナーグループはモウリーニョ氏に裁量を与える考えで、そこにはプレシーズンの親善試合の組み方も含まれ、コーチングスタッフに関する議論も始まっているという。
資金と裁量を手にすることが濃厚なモウリーニョ氏がどのような手腕をローマで見せるのか。ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドを代表とするメンデス氏が顧客として抱える選手たちの移籍動向も含め、来季に向けて注目の存在になると言えそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)