町田、首位新潟戦で本拠地バックスタンドこけら落とし 鄭大世「大きな大きな第一歩」

アルビレックス新潟との対戦を迎えるFW鄭大世【写真:ⓒFCMZ】
アルビレックス新潟との対戦を迎えるFW鄭大世【写真:ⓒFCMZ】

バックスタンドの増席工事が完了し、新潟戦で“新スタジアム”が初お披露目

 FC町田ゼルビアは、16日に行われるJ2リーグ第14節で首位のアルビレックス新潟を迎え撃つ。J1ライセンス基準を満たす1万5000人収容のスタジアムへの増築工事が完了し、新たなバックスタンドの“こけら落とし”ともなるなか、今季から加入した元北朝鮮代表FW鄭大世は14日のオンライン会見で、「大きな大きな第一歩」と語った。

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 町田は2018年にJ1参入プレーオフ出場圏の4位を確保しながら、J1ライセンスに必要な「1万5000人以上が入場可能なスタジアムを有すること」「設備基準を満たしたクラブハウス、天然芝またはハイブリッド芝ピッチを1面以上有する専用の練習場を用意すること」などの条件を満たせず、“不参加”というもどかしさを味わった。

 その後、18年10月にサイバーエージェントがFC町田ゼルビアの経営権を取得後、状況は大きく動き始めた。2019年5月、新たな拠点として、土のグラウンドだった町田市保有の上の原グランドをクラブ負担で、天然芝と人工芝の融合したハイブリッド芝のピッチへと改良。町田GIONスタジアムの増席工事も着工され、ライセンス制度の基準が緩和された2019年9月に初めてJ1クラブライセンスを取得した。

 今回、約5000席が増設されたバックスタンドの工事が完了。晴れてJ1基準を満たし、16日の新潟戦がバックスタンドを含めた“新スタジアム”披露の場となる。

 これまで川崎フロンターレ、ボーフムとケルン(ドイツ)、水原三星ブルーウィングス(韓国)、清水エスパルス、新潟でプレーし、今季から町田に加入した鄭大世は、バックスタンドのこけら落としについて「すごいことですよね」と思いを口にした。

「クラブの思いが乗っかっているし、J1を目指すという行動に移している。(J1を目指すと)口で言うのは簡単だけど、経済的な部分で行動に移しているのは大きな大きな第一歩だと思います。スタンドが真新しいとやっぱり迫力があります」

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