イニエスタは「神戸に感謝していた」 日本での“キャリア続行理由”に母国注目
神戸と新たに2年契約、決断へのポイントにスペイン紙「AS」が熱視線
J1ヴィッセル神戸は11日、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタとの2年契約延長に合意したと発表した。この一報に母国スペインメディアも「神戸のチームプロジェクトに本当に感謝していた」と注目している。
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イニエスタはスペインの名門バルセロナで16シーズンプレーした後、2018年に神戸へ完全移籍で加入。卓越したテクニックと戦術眼で攻撃を司り、クラブ初タイトルとなった19年度の天皇杯優勝などに貢献した。
4シーズン目の今季は昨年のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)で負った右太ももの怪我により出遅れたが、1日のJ1リーグ第12節サンフレッチェ広島戦(3-0)で戦列復帰し、ここまで2試合に出場している。
さらなる活躍に期待が寄せられるなか、11日に記者会見を実施し、神戸と新たに2年契約を締結したことを発表。同日で37歳を迎えたイニエスタは、「私と家族を代表して、神戸、日本の皆さんにも感謝したい。愛情とリスペクトをもっておもてなしをしてくれたことで、この場所が自分たちにとって第二の故郷になった」と“感謝”の意を表明した。
さらに、今後については「ここで自分のサッカー人生を終えたいと思っている。それが私の願いです。そうではないと感じた日にはもう十分だと言い、別の道を歩むでしょう」と、日本での引退希望まで明かしている。
この一報にスペイン紙「AS」が反応。「今のところ、スペイン人選手は39歳までピッチ上でのプレーを保証しており、まだ体力はあるものの、ヴィッセル神戸でブーツを脱ぐことを希望しているとも告白した」と綴るとともに、契約延長への決め手について語ったイニエスタのコメントにも注目している。
「最も大事だったのは、信頼してもらえている、大事にしてもらえていると感じたこと。それがキーポイントだった。それに加えてモチベーションとワクワク感がある。ヴィッセル神戸のためにベストを尽くすモチベーションがあることが重要だった。ここからはコンディションを落とさずにチームに貢献するため頑張っていきたいし、今後を過ごしていきたい」
バルセロナやスペイン代表で輝かしいキャリアを築き、ワールドクラスの名手として今なお世界から熱視線を浴び続けるイニエスタ。Jリーグ史上最高の助っ人とも称えられるスペイン人MFが、さらに2シーズン日本に留まる決断を下した背景について、記事では「新契約を結んだイニエスタは、神戸のチームプロジェクトに本当に感謝していた」と綴られ、クラブへの愛情を示した姿に熱視線を送っていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)