長谷部誠、電撃退任のフランクフルト監督を擁護 「こういう経験は初めてではない」
独メディアの取材に応じ、ヒュッター監督の退任発表に言及
フランクフルトの日本代表MF長谷部誠がドイツメディア「SPORT1」のインタビュー取材に応じ、今季限りでの退任をシーズン終盤に発表したことで現地メディアからの批判に晒された同クラブのアディ・ヒュッター監督を擁護している。
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昨年12月以降から驚異的なペースで勝ち点を積み重ね、現在ブンデスリーガで4位につけているフランクフルトだが、先月13日、ヒュッター監督が今季終了後にフランクフルトを退団し、ボルシアMGの新監督に就任することが両クラブから正式に発表された。来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を5位ドルトムントと激しく争っているなかで監督交代が伝えられたことから、タイミングが不適切だとして同監督は現地メディアから批判されていた。
監督から退団を伝えられた時には、「一緒にとても良い仕事ができていたので、非常に残念」だったという長谷部だが、指揮官の決断については「サッカー界ではすべてがとても早く変わってしまいます。こういう状況を経験したのは、これが初めてではありません。3年前にニコ・コバチ前監督が移籍した時も似たような状況でした」と理解を示した。
そして第29節ボルシアMG戦(0-4)、第31節レバークーゼン戦(1-3)で敗れたことと監督の退任発表の関係性を尋ねられると、「関係ないと思います。グラートバッハやレバークーゼンとの試合では負けることもあり得ます。ただし、僕らは、まだ良い状態を保てていると思います。残り3試合で5位ドルトムント、3位ヴォルフスブルクとはそれぞれ勝ち点1差しかありませんし、引き続きチャンピオンズリーグ出場権獲得という歴史的なチャンスを手にしています。そのチャンスを活かすために、僕らはポジティブな雰囲気を保ち、自分たちのクオリティーをピッチで表現しなくてはいけません」と語り、指揮官退任の影響をきっぱりと否定した。
さらに、「フランクフルトでは、監督だけでなくフレディ・ボビッチ(スポーツ部門取締役)もブルーノ・ヒュブナー(スポーツディレクター)もいなくなります。僕は彼らには非常に感謝していますし、恩返しがしたいとも思っています。そのために僕らはピッチ上での自分たちの課題に対してしっかりと集中しなくてはいけません」と、同じく今季終了後にクラブを去ることになったクラブ首脳陣への感謝の思いも口にしている。
(FOOTBALL ZONE編集部)