ユベントス、次期監督候補3人を英紙リストアップ 「可能性50%」の“本命”は?
5連覇をもたらしたアッレグリ監督、クラブOBのジダン監督、ガットゥーゾ監督が候補
ユベントスのアンドレア・ピルロ監督は、セリエAの連覇記録が今季で途絶えることが濃厚となり、解任の危機に直面している。首脳陣の次期監督候補リストには、3人の名前が挙がっていると、英紙「ザ・サン」が伝えた。
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ユベントスは2011-12シーズンにアントニオ・コンテ監督の下でリーグ優勝を果たしてから、昨季までマッシミリアーノ・アッレグリ監督、マウリツィオ・サッリ監督が歴任してきたなかで9連覇まで伸ばした。
しかし、今季就任したピルロ監督は元イタリア代表とユベントスのレジェンド級の選手経験を持つものの、指導者経験は“皆無”。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ではベスト16敗退を喫し、リーグ戦では現在勝ち点66の4位で、リーグ首位のインテルとは5試合を残して13ポイント差と10連覇を逃すことが濃厚な状況だ。
そこで、ユベントス首脳陣は今夏の改革を検討。イタリアのスポーツ紙「トゥット・スポルト」によれば、候補者3人の中でも、チームに2014-15シーズンからリーグ戦5連覇をもたらしたアッレグリ氏の監督復帰の可能性が「50%」と高いという。アッレグリ氏には、ハンス=ディーター・フリック監督が今季限りの退任を発表したドイツ王者バイエルンも招聘に動いているとの噂もあるが、19年にユベントスを退任してからはフリーとなっている。
実現したら“最高レベル”の後任候補としては、現在レアル・マドリードを率いるジネディーヌ・ジダン監督も挙げられている。元フランス代表MFで、現役時代にユベントスでもプレーしており、リーグ2連覇や2回のCL決勝進出などにも貢献した。記事では、可能性が「30%」とされている。
引退後は監督として、現役時代に活躍したレアルで成功を収め、2016年の就任からリーガ・エスパニョーラ優勝2回とCL3連覇を達成。18-19シーズンに復帰して不振のチームを立て直すと、今季は首位アトレティコ・マドリードに勝ち点2差の2位につけている。特に注目すべきはCLでの成績で、「ビッグイヤーを喉から手が出るほど欲しいと思っているユベントスだが、ジダンは肝心のチャンピオンズリーグで優勝3回という実績を持っている」と説明されている。
候補に名前の挙がったもう1人は、現在ナポリを率いる元イタリア代表MFジェンナーロ・ガットゥーゾ監督だ。ACミランで2シーズン指揮官を務め、2019年12月にナポリに就任。チームをコッパ・イタリア優勝に導いた。ただ、現行契約は今季限りとなっていて、すでに契約延長で基本合意しているとの報道もある。
果たして、ユベントスは監督から改革に乗り出すことになるのだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)