原口元気は「ハノーファーのクリエイティブな頭脳」 5戦4発の活躍を独メディア絶賛
ハノーファーで輝きを放つ原口、「マラソン選手のような走行距離」にも注目
ドイツ2部ハノーファー所属の日本代表MF原口元気は、直近5試合で4ゴールをマークするなど好調を維持しており、現地メディアからは「ハノーファーのベストプレーヤー」との評価も出ている。
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2月27日に行われた第23節グロイター・フュルト戦(2-2)以降、原口の勢いが止まらない。同試合の前半41分に相手ペナルティーエリアのわずかに手前の地点から左足で狙いすましたシュートを決めてチームに先制点をもたらすと、その後、今月4日のハンブルガーSV戦(3-3)でも後半11分に右足のミドルシュート、同39分にゴール前でこぼれ球を左足で押し込み2得点をマーク。さらに8日のヴュルツブルガー・キッカーズ戦でも、後半2分に左サイドからのグラウンダーの折り返しを、ゴール前で右足で合わせて今季8点目。かつてないほどのペースでゴールを量産している。
絶好調とも言える原口について、ドイツメディア「SPORTBUZZER」は「ハラグチはハノーファーのクリエイティブな頭脳であり、彼がイメージすることは、他の多くの同僚にとってはほとんど思いつかないようなアイデアだ。ハノーファー入団以降では、今が最もチームにとって効果的な存在になっている」と、チームの攻撃面における牽引役になっていると指摘。「ハンブルガーSV戦での素晴らしいゴールも含めて最近5試合で4ゴールを決めただけでなく、マラソン選手のような走行距離の数値も残している。オーケストラがバックで演奏し、その演奏のテンポを決めて、称賛の拍手を一身に集める人気歌手のような存在だ」と、そのパフォーマンスを絶賛している。
しかし、絶好調の原口とは対照的にチームは7試合未勝利(4分3敗)と不振に陥っている。同メディアは「自分の頑張りを同僚が台無しにしていることにハラグチがどれだけ腹を立てているのかは、誰もが気づいている。彼は才能豊かな選手であるだけでなく、状況が上手くいっていないと神経質になってしまう男でもある」と、自身とチームの成績が一致しない現状に原口が不満を募らせていると指摘。さらに「シャルケとはすでに面談を行い、デュッセルドルフには良い思い出がある。ウニオン・ベルリンとケルンもハラグチの獲得に動くだろう」と複数のクラブが獲得に興味を持っていることにも触れている。現状のチーム状況を考えれば、ブンデスリーガでのプレーを望む原口の今季終了後の退団は避けられないようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)