アルトゥール×ピアニッチのトレードは「経済的理由」 スペイン紙が“失敗”の烙印

ユベントスMFアルトゥールとバルセロナMFミラレム・ピアニッチ【写真:Getty Images】
ユベントスMFアルトゥールとバルセロナMFミラレム・ピアニッチ【写真:Getty Images】

31歳ピアニッチへの高額な移籍金が話題となるも、財務問題の解決策だったことが判明

 昨夏の移籍マーケットにおいて、バルセロナのブラジル代表MFアルトゥールとユベントスのボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFミラレム・ピアニッチの大型トレード移籍が行われた。将来を期待される24歳のアルトゥールと経験豊富な31歳のピアニッチというトレードは話題を呼んだが、スペイン紙「マルカ」はこれを「経済的な理由での移籍だった」とし、結果が伴っていないことから「誰にとっても良いスポーツビジネスではなかった」とレポートしている。

 昨年は新型コロナウイルスの感染拡大によるシーズン中断や、その後の無観客試合による収入源で、サッカークラブは大きな財政打撃を受けた。バルセロナは2019-20シーズンに9700万ユーロ(約126億円)の赤字だったと報じられている。

 大型補強が難しかったなかで、バルセロナは元スペイン代表MFシャビ(現アル・サッド監督)の後継者とも目されていたアルトゥールをユベントスへ放出し、ユベントスから代わりにMFピアニッチを獲得するトレードを行った。

 バルセロナはピアニッチ獲得に6000万ユーロ(約78億円)を支払い、アルトゥールを7200万ユーロ(約94億円)で売却。31歳のピアニッチに対する移籍金としては非常に高額でこのトレード移籍は話題を呼んだが、財務上の問題を解決するための抜け道としての手法だったことが分かっている。「マルカ」紙はこれを、「バルセロナが6月末までに収支を合わせるためにはこの方法しかなかった」としている。

 しかし、ピアニッチはバルセロナで公式戦28試合の出場にとどまり、スタメン起用も13試合のみ。ユベントスへ渡ったアルトゥールもここまで24試合に出場しているが、パフォーマンスに一貫性がなく、ポジティブな評価は少ない。結果的にはともに期待はずれの新戦力となってしまったようだ。

 記事ではこの2人のトレード移籍について、「どちらの選手もサッカーの面では利益を出していない。シーズンが終わろうとしている今、誰にとっても良いスポーツビジネスではなかったと言えるだろう」とし、そして「経済的な理由だけで行われた移籍がチームにとって最良な方法になることはほとんどないことを示している」と結論づけている。

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(Football ZONE web編集部)


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