中国企業のミラン買収に仰天プランが浮上 今冬”爆買い”の広州恒大エースを手土産として移籍!?

アリババ会長が買収決定時にマルティネスの移籍を画策か

 ACミランの買収に乗り出している「中国最大の資産家」と呼ばれるアリババ社の馬雲(ジャック・マー)会長が、豪華な手土産を持参する計画が明らかになった。イタリア経済紙「イル・ソーレ24」が報じている。

 ミランのシルビオ・ベルルスコーニ会長に対し、7億ユーロ(約875億円)の買収提案を持ちかけているとされる馬氏は昨季のアジア王者である中国1部広州恒大の共同経営者だが、チームのエースストライカーを無料でミランに移籍させる構えだという。

 広州恒大は今季、アトレチコ・マドリードからコロンビア代表FWジャクソン・マルティネスを4200万ユーロ(約59億円)で獲得した。”爆買い”で欧州サッカー界に震撼を与えた中国サッカー界最大級の補強となったが、新天地でフィットせず、巨額資金で強化したはずのチームもAFCチャンピオンズリーグで浦和レッズなどに敗れグループステージ敗退が決まった。

 チームにフィットしていないとはいえ、2014年のブラジル・ワールドカップの日本戦で2ゴールを決めたコロンビア代表ストライカーは、ミランの売却を渋るベルルスコーニ会長のみならず、サポーターにとっても大きなお土産となりそうだ。

 マルティネスは今季開幕前にポルトからミランに移籍寸前だったが、交渉決裂となり、アトレチコに移籍した経緯があった。ミランは代わりに、セビージャからコロンビア代表FWカルロス・バッカを獲得。果たして来季、バッカとマルティネスのコロンビア2トップが実現するのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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