チェルシーOB、ハーランド獲りのリスク指摘 「ケミストリーを機能させないと大惨事」

ドルトムントのノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランド【写真:AP】
ドルトムントのノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランド【写真:AP】

元フランス代表DFルブーフ氏はケミストリーが構築できる環境の整備を求める

 ドルトムントのノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドは、欧州のビッグクラブから引く手あまたの注目銘柄だ。チェルシーも獲得に関心を寄せる一つだが、クラブOBの元フランス代表DFフランク・ルブーフ氏は、ハーランドが加入すれば「大惨事」となる可能性があると古巣に警鐘を鳴らしている。英紙「デイリー・ミラー」が伝えた。

 ハーランドはオーストリア1部ザルツブルクでブレイクし、2019年末にドルトムントへ移籍。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)では、ザルツブルク時代から通算で14試合出場20ゴールと驚異的な成績を残し、ブンデスリーガではここまで通算36試合で34ゴールをマークしている。レアル・マドリードやバルセロナをはじめ、複数のビッグクラブから熱視線が送られているのは周知の事実だ。

 トーマス・トゥヘル監督率いるチェルシーもそのうちの一つで、オーナーのロマン・アブラモビッチ氏はすでに昨夏に2億ポンド(約297億円)を投じて補強を行っているが、トゥヘル監督は今夏の移籍市場でも巨額の支援を期待。実際、ドイツ紙「ビルト」や英紙「デイリー・エクスプレス」は今年2月、アブラモビッチ氏がハーランドへの高額投資にゴーサインを出したと伝えていた。

 しかし、ルブーフ氏は英衛星放送「スカイ・スポーツ」のインタビューで、「ハーランドは野獣のようだ。もちろん加入すればチェルシーにとってプラスになるだろう」と述べたうえで、このように続けている。

「だが、そうなると財政面と経済面のことを考えなければならないし、さらにはロッカールームの選手たちが監督についていくようにしなければならない。もしハーランドがチームに加わったら、(オリビエ・)ジルーはいなくなるし、(カイ・)ハフェルツと(ティモ・)ヴェルナーもいなくなる可能性もある。(クリスティアン・)プリシッチはどうなるんだ? (ハキム・)ツィエクはどこで起用するのか? この方程式がうまく機能するかどうか、クラブにとって良い結果になるかどうかを確実にしなければならない」

 さらにルブーフ氏は、チームのバランスを保てなければハーランドを獲得してもクラブのためにはならないとの見解を示している。

「才能ある選手を獲得することには問題はない。しかし、ケミストリーが確実に機能するようにする必要がある。そうしなければ、ただの大惨事。単にタレントを手にするというだけでは、何かを勝ち取ることはできない」

 ハーランドを獲得するには、チーム作りで舵を切る覚悟が必要となりそうだ。

(Football ZONE web編集部)


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