“リベロ”長谷部、独地元紙がチーム最高タイ評価 「すべてが彼から始まっていた」

フランクフルトMF長谷部誠【写真:Getty Images】
フランクフルトMF長谷部誠【写真:Getty Images】

ウニオン・ベルリン戦で5-2快勝に貢献、1アシストの鎌田は及第点

 フランクフルトは現地時間20日のブンデスリーガ第26節ウニオン・ベルリン戦に5-2で快勝した。フランクフルトの地元紙「フランクフルター・ルントシャウ」は各選手の採点を掲載し、元日本代表MF長谷部誠にチーム最高タイ、日本代表MF鎌田大地には及第点の評価をそれぞれ与えている。

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 同紙は各選手を「よくやった」「オーケー」「もう少し」「弱い」の4グループに分け、その中で長谷部を一番上のグループ「よくやった」に分類した。「試合の序盤で、相手選手から太ももにスパイクのポイント痕を付けられた。あのプレーに対してなぜVAR(ビデオ判定)が行われなかったのかは、いまだに謎のままだ。しかし彼はその後、何事もなかったかのようにプレーを続けていた。いや、むしろもっと良いプレーをするようになった。ピッチ中央でチームを落ち着かせる存在となり、チーム内で最多のボールタッチ数を記録。すべてが彼から始まっていた。ただし試合中にイエローカードをもらってしまったのは良くなかった。これで次のドルトムント戦には出られなくなった」とし、後半27分に出されたイエローカードが今季通算5枚目のため、累積警告で次節ドルトムント戦の欠場が確定したことを唯一のマイナス材料としたものの、同紙は長谷部が3バック中央の“リベロ”の位置でチームを統率し、5-2の勝利に大きく貢献したことを伝えている。

 一方、鎌田は上から二番目の「オーケー」に振り分けられ、「チームの4点目の場面では巧みなアシストを披露した」と今季12アシスト目を記録したことは評価されているものの、「しかし、小さなボールコントロールのミスも数多く見られ、デュエルの場面で体を張って戦わなくてはいけないことは本人も理解していたようだが、しっかりと安定感のあるパフォーマンスが必要だった」と、それ以外の部分でパフォーマンスに波があったことが指摘されている。

 4試合ぶりの勝ち点3獲得で4位の座をキープしたフランクフルトは、4月3日に予定されている次節で5位ドルトムントとのアウェーゲームに臨む。来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権が得られる4位以内の座を懸けた直接対決となり、フランクフルトにとっては今季最大の山場となりそうだ。

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