「なんてゴールだ!」 元イタリア代表FW、3379日ぶり“超絶バイシクル弾”に反響
パルマに今季途中加入のFWペッレ、ジェノア戦で3379日ぶりのセリエAゴールを決める
セリエAのパルマは現地時間19日、リーグ第28節でジェノアとホームで対戦し1-2で敗れた。降格圏の19位に沈む厳しい戦いを強いられているが、ジェノア戦では今冬の移籍市場で獲得した35歳の元イタリア代表FWグラツィアーノ・ペッレが、華麗なバイシクルシュートを決めて反響を呼んでいる。
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ペッレはレッチェでトップデビューを果たすと、イタリアの複数クラブやオランダのAZでプレー。2012年夏にパルマからオランダの名門フェイエノールトへ移籍すると、そこからサウサンプトン(イングランド)、山東魯能(中国/当時)と国外クラブを渡り歩いた。
そして今冬の移籍市場でパルマに復帰。ここまでは負傷もあり2試合無得点となっていたなか、ジェノア戦のスタメンに名を連ねた。すると見せ場はすぐに訪れる。前半16分、左サイドからゴール前にアーリークロスが送られると、これをファーサイドでパルマMFユライ・クツカがヘディングで競り勝って折り返す。ボールはペナルティーエリア内でフリーになっていたペッレが、相手ゴールを背にした状態でジャンプしながら胸トラップ。流れるような動きでバイシクルシュートを放つと、完璧にヒットした一撃はゴール左に吸い込まれた。
イタリア復帰後3試合目での今季初ゴールとなったが、データ分析会社「オプタ」によれば、この一撃はペッレにとって2011年12月以来、じつに3379日ぶりのセリエAでのゴールになったという。
海外メディアもこのゴラッソに反応しており、米スポーツ専門局「ESPN」のスポーツ情報番組「スポーツセンター」公式ツイッターは「なんてゴールだ! グラツィアーノ・ペッレが胸トラップから壮観なバイシクル弾」と報道。イタリア紙「コリエレ・デラ・セーラ」は「傑作のゴール」、ポルトガルのスポーツチャンネル「SPORT TV」公式ツイッターは「芸術作品」と称えている。
降格回避の切り札的な1人として、今冬に加入したペッレ。移籍後初得点が生まれたことで、さらなるゴール量産に期待が高まるが、どんなパフォーマンスを見せてくれるのだろうか。