リバプール、“75億円の新練習場”の問題点に英紙注目 「選手が嫌っている」「出戻り希望」

リバプールの新トレーニング場【写真:Getty Images】
リバプールの新トレーニング場【写真:Getty Images】

昨年11月に移転したAXAトレーニングセンターが不評なわけは? 「あまりに風が強すぎる」

 リバプールは昨季、圧倒的な強さで30年ぶりのリーグ優勝を達成したが、今季は直近のリーグ8試合で6敗を喫するなど、大不振に苦しんでいる。そんななか、英メディアは「リバプールの選手が、カークビーにある5000万ポンド(約75億円)の新トレーニング場を嫌っている。あまりに風が強すぎるからだ」と取り上げている。

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 昨季プレミア史上最速優勝を達成したリバプールだったが、今季は厳しいシーズンを強いられている。一時は首位に立っていたが、負傷者が続出したことで攻守のバランスが一気に崩れ、直近のリーグ8試合で6敗、“要塞”として知られていた本拠地アンフィールドではクラブ創設以来、初となる6連敗を喫し、6位にまで順位を落としている。

 そんななか、英紙「デイリー・メール」は「リバプールの選手が、カークビーにある5000万ポンドの新トレーニング場を嫌っている。あまりに風が強すぎるからだ。11月に移転したばかりだが、チームはメルウッドへの出戻りを熱望している」と見出しを打ち、巨額を注ぎ込んだAXAトレーニングセンターが現場から不評であると指摘している。

 リバプールは約70年にわたり、メルウッドの練習場を拠点としてきたが、昨年11月に約75億円を投じたAXAトレーニングセンターへと移転していた。最新設備が揃う練習場となっているが、拠点のカークビーは風の強い土地であることも知られている。記事では「引っ越しからわずか4ヶ月、あまりに風が強すぎるために不満を抱いている」と取り上げている。

 風の影響は、当然ユルゲン・クロップ監督の練習にも少なくない影響を及ぼしていることが推測でき、今季の勝ち点の暴落に直結しているのかもしれない。

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