“ボランチ”長谷部誠は「感嘆すべきレベル」 指揮官が「チームリーダー」と絶賛

フランクフルトMF長谷部誠【写真:Getty Images】
フランクフルトMF長谷部誠【写真:Getty Images】

フランクフルトのヒュッター監督、記者会見で長谷部の現役続行を歓迎

 フランクフルトのアディ・ヒュッター監督が、14日に行われるブンデスリーガ第25節RBライプツィヒ戦に向けた定例記者会見に臨み、先日契約延長が発表された37歳の元日本代表MF長谷部誠について言及し、改めて同選手の実力と高いプロ意識を称えた。クラブ公式ツイッターが会見でのコメントを伝えている。

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 今季終了後に現役を退く可能性が高いと見られていた長谷部だが、リーグ戦ではここまで24試合中20試合で先発出場、パス成功率は前節までにリーグ全体で8位となる90.11%、デュエル勝率はチーム内4位の52.74%、さらに第18節ビーレフェルト戦(5-1)ではスプリントでチーム最速となる時速33.3kmを記録するなど、あらゆる面で引退間近の選手とは思えないような驚異的な数字を残している。

 こうしたことからクラブ首脳陣が長谷部との契約延長へと踏み切ったが、ヒュッター監督もこの決断を支持している。同監督は会見の席で長谷部について問われると、「契約延長はクラブとマコト双方にとって素晴らしい判断。マコトはすべてのシーズンにおいて自身がキープレーヤーであることを示し続けてきた。彼は並外れたプロフェッショナルだよ。クラブが彼との契約延長に成功したことを嬉しく思っている」と語り、長谷部が来季もチームに残って現役を続行することを歓迎している。

 さらにヒュッター監督は、「マコトがボランチのポジションでこれまで見せたものは、感嘆すべきレベルのものであり、彼のルーティンワークは同僚にも良い影響を与えている。試合の流れを読んでコントロールすることのできるチームのリーダーだ」と、中盤の底で見せるプレーを絶賛。14日のライプツィヒ戦でも長谷部がボランチとして先発する可能性が高く、ブンデスリーガ公式サイトの予想スターティングメンバーでも、長谷部とスイス代表MFジブリル・ソウが最終ラインの前に位置すると見られている。

 第23節ブレーメン戦に1-2で敗れてリーグ戦での無敗記録は11試合でストップ。さらに前節シュツットガルト戦も1-1のドローに終わるなど、フランクフルトの勢いには少し陰りも見られる。そのため、ここでもう一度勢いを取り戻し、現在の順位(4位)をキープして来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を確保するためにも、14日のライプツィヒ戦は勝利が求められる一戦となる。常にキープレーヤーであり続けてきたと指揮官も全幅の信頼を寄せる長谷部の出来が、チームの浮沈を握ることになりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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