世代交代の決定的瞬間? 復帰したリバプールFWに英注目「厳しい立場に追いやった」
ライプツィヒ戦で先発したジョッタがアシストを記録「センターでプレーしたのは興味深い」
リバプールは現地時間10日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16第2戦でRBライプツィヒと対戦し、2-0で勝利を収めた。長期離脱から復帰したポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタは先発に名を連ねたが、1アシストの活躍に英メディアは“世代交代の瞬間”を指摘している。
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アウェー扱いとなった第1戦と同様、ホーム扱いの第2戦も中立地ブダペストでの開催となったが、リバプールは2得点のアウェーゴールというアドバンテージを持って臨んだ。先発3トップにはセネガル代表FWサディオ・マネ、エジプト代表FWモハメド・サラー、そして長期離脱から復帰したジョッタが名を連ね、ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノはベンチ外となった。
一進一退の攻防が続いたが、0-0で迎えた後半25分、敵陣中央で縦パスを受けたジョッタが、相手選手2人を引きつけてから右横を走るサラーへとパスを送る。サラーはペナルティーエリア内へと侵入し、左足のシュートをゴール右隅へと流し込んだ。勢いに乗ったリバプールは、直後の同29分にマネがダメ押しの追加点を決め、2-0で勝利。合計スコア4-0でベスト8進出を果たした。
リーグ戦では直近7試合で1勝6敗と大失速しており、優勝争いから脱落。トップ4フィニッシュも絶望的な状況となっているなか、絶不調が嘘だったかのような好パフォーマンスを見せた大きな要因にジョッタの活躍が挙げられているが、現地メディアもフィルミーノの座にジョッタが本格的に就く“世代交代の瞬間”であったと取り上げている。
リバプール専門メディア「ROUSING THE KOP」は「ジョッタがフィルミーノを厳しい立場に追いやった」と見出しを打ち、「ジョッタはライプツィヒで素晴らしい出来だったが、それはフィルミーノにとってどのような意味をもたらすのか? 厳しい立場になったということだ」と指摘しており、「ジョッタは常に中央で脅威をもたらしていた。センターバック(CB)に後退を強要し、多くのスペースを生み出した」と、センターフォワードとして見事に機能していたと強調している。
また、英メディア「HITC」はリバプールのOBであり、現在解説者を務めている元イングランド代表DFジェイミー・キャラガー氏のコメントを紹介しており、「ジョッタはフィルミーノよりもゴールの脅威をもたらす。彼がこの日、センターでプレーしたのは興味深いことだ」と指摘。フィルミーノは今季、本領を発揮できていないが、この試合がジョッタとの立場が入れ替わる決定的な瞬間となったのかもしれない。