ジョーカーとして輝く”ローマの王子”トッティ 指揮官との確執を乗り越え大逆転で契約延長へ

4戦連続の途中出場で3ゴール ナポリ戦の決勝弾も演出

 ローマの”永遠の王子”フランチェスコ・トッティが、新たな歴史の1ページを愛するクラブとともに開く可能性が高まっている。イタリアのサッカー情報サイト「カルチョメルカート・コム」は、トッティの契約延長が近づいていると報じている。

 今季のトッティは、特にルチアーノ・スパレッティ監督がシーズン途中に就任して以来、冷遇される時期を過ごしていた。一時は両者の間の確執が深刻化していると報じられ、今季の契約満了を持って退団。米MLSやアジアに新天地を求めることが濃厚とされていた。

 しかし、この終盤戦でトッティは見事に息を吹き返し、衰えを見せないその技術と勝負強さでスパレッティ監督を屈服させた感がある。4月11日のボローニャ戦から4試合連続で途中出場をすると、トリノ戦での大逆転を導いた2得点を含む3ゴールと爆発。貴重なスーパーサブとして、その存在感を見せつけている。特にトッティが投入される際、本拠地スタディオ・オリンピコは熱狂に包まれ、その異様な雰囲気がアウェーチームに強烈なプレッシャーを与えている。

 25日のナポリ戦でも、残り10分を切ったところで投入されたトッティは、MFラジャ・ナインゴランによる決勝弾の起点になる鮮やかなループパスを披露するなど、その衰えのない技術でファンを魅了し、チームにも貢献している。そうした状況に、ついに契約延長のニュースが飛び込むことになりそうだと報じられた。

 

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