「ハラキリ」「無限の闇」「本物の大惨事」機能不全で最下位ベローナに負けたミランに伊メディアが断罪

本田先発も1−2逆転負け 理由は「連携ゼロ」

 日本代表FW本田圭佑が所属するACミランは25日の敵地スタディオ・マルカントニオ・ベンテゴディで1-2と最下位のベローナに敗戦したゲームを受け、イタリアメディアからの「切腹もの」「無限の闇」など批判を呼んでいる。ミラン専門ニュースサイト「milannews.it」は、「ベンテゴディでミランはハラキリ。大惨事の組織と大きすぎるヨーロッパへのリスク」と断罪している。

 このゲームで、ミランは先制しながら逆転負けを喫している。前半は、本田の強烈な左足ミドルのこぼれ球をFWジェレミー・メネズが押し込んで1-0とリードして終えた。しかし、後半はベローナに多くの攻撃チャンスを与え、PKと終了間際のフリーキックを直接決められて1-2の逆転負けを喫した。特集は、後半の戦いぶりを強く問題視している。

「選手たちの頭はお互いにつながれることがない。今シーズンの終盤に来て、その中でも最悪な状態であり、ここ数年の中でも最も悪いチーム状態だ。ミランはベローナから多くのスペースを与えられたにも関わらず、フィニッシュをすることができない。ピッチ上に立っていられたのは、ひとえに無限の闇に覆われたようなチームで唯一の怪物であるドンナルンマのセーブのおかげだった。だが、彼でもPKと終了間際のFKには為す術なかった。これは、本物の大惨事だ」

 現在のミランで「怪物」と呼べるほどのタレントはこの日ビッグセーブを連発した17歳の守護神ドンナルンマが唯一と断言、本田らフィールドプレイヤーのタレント不足を明確に指摘している。現在6位を維持しているとはいえ7位サッスオーロからは再び勝ち点1差に迫られる結果になった。

 ミランはイタリア杯で決勝に進出しているため、その舞台でユベントスを倒せば来季のUEFAヨーロッパリーグ(EL)に出場できる。敗れた場合は、ユベントスはUEFAチャンピオンズリーグ出場権を持っているので、リーグ6位にその権利が移動する。ミランはリーグ戦を6位で終えれば、イタリア杯の結果に関係なく来季のEL出場権を得ることができるが、サッスオーロの足音が迫り、欧州の切符を3年連続で失う恐怖が忍び寄っている。

 

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