ユナイテッドOB、後輩ラッシュフォードの”CF起用”を推奨 「ムバッペと同類」
元トリニダード・トバゴFWヨーク氏がラッシュフォードの潜在能力を高く評価
かつてマンチェスター・ユナイテッドで活躍したレジェンド、元トリニダード・トバゴ代表FWドワイト・ヨーク氏が、後輩のイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードについて言及。ポジションを「ナンバー9」に変更すれば、パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペのレベルになれると語っている。英紙「デイリー・ミラー」が伝えた。
ユナイテッドの下部組織で育ったラッシュフォードは、18歳だった2015-16シーズン途中に当時のルイス・ファン・ハール監督の下で鮮烈なデビューを飾り、そのままトップチームに定着。現在は23歳となり、ユナイテッドとイングランド代表の主力として活躍している。
一方のムバッペは、2017年夏にモナコからフランスの強豪PSGへ移籍。ブラジル代表FWネイマールと並ぶチームの中心となってスーパースターへの階段を駆け上がり、昨季は自身通算4回目のリーグ・アン優勝を達成するとともに、2年連続で得点王に輝いた。昨年末に22歳の誕生日を迎えたばかりだが、すでに2018年ロシア・ワールドカップで世界一も経験している。
現在ユナイテッドを率いるオレ・グンナー・スールシャール監督は、ラッシュフォードを左ウイングで起用することが多いが、ヨーク氏は米スポーツ専門局「ESPN」で、「ナンバー9」の位置でプレーさせればムバッペのレベルに到達できると持論を展開している。
「間違いない。(ラッシュフォードは)ムバッペと同類。彼にあと2年、サッカーについてもう少し詳しく学ばせれば、ただただ良くなるばかりだろう。ゴールへの嗅覚を持ち、ストライカーに求められるほかのすべての要素も兼ね備えている。速いし、相手(ドリブルで)を抜くことができ、チャンスを作り、ゴールも決められる。彼はサッカーを楽しみ、一貫性を生み出せるようになればいいだけだ」
スールシャール監督は今季、ラッシュフォードをセンターフォワードとして起用したこともあったが、このポジションではウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニやフランス代表FWアンソニー・マルシャルのほうが多用されている。果たして今後、ヨーク氏の言うような「ナンバー9」としてのポテンシャルを発揮し、神童ムバッペのような世界的スーパースターになれるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)