3戦連続3-0勝利のドルトムント指揮官 「リバプール戦の敗北が我々の成長の手助けをしている」

香川弾含む3得点でシュツットガルトに圧勝

 ドルトムントのトーマス・トゥヘル監督は、リーグ戦で14戦無敗と好調を維持するチームが、欧州カップ戦での悲劇的な敗戦を乗り越え、さらなる力強さを身につけたと、その戦いぶりを称賛した。クラブ公式サイトが伝えている。

 ドルトムントは23日、ブンデスリーガ第31節のシュツットガルト戦に3-0と圧勝。試合後、トゥヘル監督はチームが好パフォーマンスを継続していることを称えた。

「我々は大きな賛辞に値する成果を得ることができている。メンバーに多少の変化は加えてきたが、木曜日、日曜日、水曜日、土曜日というペースが馴染んできて、トップパフォーマンスを維持できている。我々はリバプールでの敗戦で自分たちを強く責めていた。とても正直で、とてもストイックな姿勢だが、負けを受け入れ、分析し、改善に努めた。あのような敗戦が、我々の成長の手助けをしている」

 ドルトムントはUEFAヨーロッパリーグで優勝候補の一角に挙げられながら、準々決勝でリバプールに競り負けた。特に第1戦を1-1で終えて迎えた敵地での第2戦で、ゲーム序盤に2点のリードを奪い圧倒的に優位な立場となりながら、終盤の連続失点により3-4と大逆転負け。トゥヘル監督も試合後に、「何が起きたのか理解できない」とショックを隠し切れない様子だったが、チームは立ち直り、その後の公式戦は3試合連続で3-0と快勝を収めた。

 シュツットガルト戦で先制点を決めたMF香川真司も、ここ6試合で4得点と一時の不振は完全に脱している。DFBポカール決勝やリーグ戦優勝にわずかな可能性を残すドルトムントは、ELの舞台で味わった歴史的な敗戦を糧に、さらに強力なチームへと進化すべく、未来に向かって歩み始めている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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