ミラン、ボローニャ冨安は依然補強候補 伊メディア注目「プランBとして残している」
英代表DFトモリの完全移籍切り替えを優先しつつ、冨安にも熱視線を送る
ボローニャの日本代表DF冨安健洋はセリエAで唯一開幕からフル出場を続け、イタリア挑戦2年目も輝きを放っている。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」は、「ミランはトミヤスをプランBとして残している」として、リーグ2位につける名門ACミランが依然として冨安を獲得候補に入れていることを報じた。
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日本代表の次世代DFリーダーとして期待を背負う冨安は、アビスパ福岡の下部組織で育ち、2015年にトップ昇格。18年にベルギー1部シント=トロイデンに移籍し、昨季からボローニャで主力として活躍している。
今季はここまでセンターバック、右サイドバック以外に、不慣れな左サイドバックにも対応し、リーグ戦全23試合にフル出場(計2070分)。試合途中のスクランブル起用にアジャストするオールマイティぶりに、国内外のビッグクラブも熱視線を送っているとされ、昨夏に獲得に興味を示したミランも依然として有力候補なようだ。
「カルチョメルカート・コム」は、「ミランはトミヤスをプランBとして残している」と見出しを打ち、「ミランはボローニャの日本人DFトミヤスを調査し続けている。チェルシーからレンタル中のトモリの買い取りプランが残っている」と伝えた。記事によれば、今冬の移籍市場でチェルシーからレンタルで加入したイングランド代表DFフィカヨ・トモリを完全移籍に切り替えることにトッププライオリティーを置きながらも、冨安を第2候補として追い続けているという。
また、ミラン専門サイト「Sempre Milan」は、「ミランはトミヤスを守備強化のための補強として真剣に考えた。しかし、ボローニャが移籍金2500万ユーロ(約32億4000万円)を望み、ミランにとって高額すぎたので交渉は成立しなかった。トミヤスは(シニシャ・)ミハイロビッチ監督の有用なワイドルドカードであり続けている」と記している。
首位インテルを勝ち点4差で追い、3位ユベントス、4位ASローマと優勝争いを繰り広げるミラン。移籍金のハードルは依然として残るが、冨安の獲得に本腰を入れる可能性も十分ありそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)