“王者”川崎、今季1冠目も…7分間で2失点の不覚 鬼木監督「課題が出たことはポジティブ」

川崎フロンターレMF田中碧とガンバ大阪のMF倉田秋【写真:高橋 学】
川崎フロンターレMF田中碧とガンバ大阪のMF倉田秋【写真:高橋 学】

富士ゼロックス杯でG大阪に3-2勝利、2点先行も後半に一時追いつかれる

 川崎フロンターレの鬼木達監督は、20日に行われた富士ゼロックス・スーパーカップでガンバ大阪に3-2で競り勝った試合後に、「課題が出たことはポジティブ」という言葉を繰り返した。

 昨季の川崎は26勝5分3敗の勝ち点83で、史上最多勝ち点記録を9ポイントも更新。また総得点88、得失点差+57も歴代最高を更新し、リーグ戦の最速優勝に加え、天皇杯制覇も果たして、日本サッカー史上「最強チーム」の呼び声も高かった。

 そのチームが新シーズンでどこまで強さを見せるかにも注目が集まった試合は、前半にMF三笘薫の2ゴールでリードを奪い、盤石の展開に思われた。しかし、後半15分から7分間で2失点して同点に追いつかれる事態に、指揮官は「公式戦の緊張感によって、トレーニングマッチとは違うものがある。あの時間帯だけだったけど、そこを耐えられるようにするということ。その原因は、自分たちが3点目を取れなかったから」と振り返る。

 一方で、その直後に「そういう課題が出たことはポジティブに捉えている」と話した。自陣でのボールロストがあったことについても、「実際に公式戦を行うとミスが出るということ。怖がらずにやっていければ、はがした時にチャンスになる。今はいろいろな選手が怖がらずに絡んでいけと話している。すべてが上手くいったわけではないことをポジティブに捉えたい」と、ミスが起こったことを前向きに捉える言葉を残した。

 最終的には後半アディショナルタイムに途中出場のFW小林悠が決勝ゴールを奪い、「勝負にこだわって、その結果を出せたのは良かった」としたうえで、「得点を取る意欲が最後の最後まであったこと。ハードワークし続けないと難しくなると分かったと思うので、そこは収穫だと思う」と、ここでも苦しい展開に陥ったことをプラスに見る言葉を鬼木監督は残していた。

 来週からリーグ戦が開幕し、川崎には昨季の記録的な成績を超えられるのかどうかという注目も集まる。そうした意味では、この富士ゼロックス杯で修正ポイントを得られたことが、さらなる進化へのポイントになるのかもしれない。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)


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