「バカげている」 バルサ“3発粉砕”のムバッペ、過熱する移籍報道を牽制「ここで幸せ」
CLバルサ戦で衝撃ハットトリック、試合後に自身の去就報道に言及
レアル・マドリードは、夏の移籍市場でパリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペの獲得に乗り出すと報じられている。レアルにとって最大のライバルであるバルセロナから3ゴールを奪った16日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16第1戦後には、ムバッペの去就がさらなる議論を呼んでいるが、ムバッペは慎重な姿勢を崩していない。米スポーツ専門局「ESPN」が報じている。
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2022年6月にPSGとの契約が満了を迎えるムバッペは、まだフランス王者との契約を更新していない。16日のバルサ戦では、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシに先制ゴールを許したものの、前半32分の同点ゴールを皮切りに、ハットトリックを達成。4-1の逆転勝利の立役者となった。
ブラジル代表FWネイマールとアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアを怪我で欠き、苦戦も予想されたPSGを大勝に導くと、レアル・マドリード専門メディア「Defensa Central」が「ハットトリックでバルサを粉砕し、レアルとの契約を勝ち取った」などと報じるなど、その去就がさらに大きな注目を集め始めている。
しかし、ムバッペは冷静だ。「ESPN」によると、試合後に22歳のストライカーは「それが良かったにせよ、悪かったにせよ、1試合で自分の未来を決めることはバカげている。おかしなことだよ。長期間、考えるべきだし、1試合、2試合で決めることではない。僕はこれまでも言い続けたように、ここで幸せだし、特にこういう試合の後は、より幸せだ」と、現状に不満がないことを強調した。
圧倒的な力を示して、PSGを勝利に導いたムバッペ。こうした活躍が続けば、その去就は今後もさらに注目を集めることになりそうだ。