冨安健洋は「信じ難い選手」と伊紙絶賛 「無限のクオリティー」に名門も熱視線

ボローニャの日本代表DF冨安健洋【写真:Getty Images】
ボローニャの日本代表DF冨安健洋【写真:Getty Images】

イタリア紙がボローニャ冨安を特集、「安売りすべきでない」と指摘

 ボローニャの日本代表DF冨安健洋に対する現地メディアの評価が高まっている。セリエA挑戦2年目の今季も、ここまで最終ラインの軸として堂々たるプレーを見せているが、イタリア紙「コリエレ・デロ・スポルト」は「無限のクオリティー」を持った選手だと絶賛している。

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 22歳の冨安はアビスパ福岡の下部組織で育ち、2016年に高校3年生でトップ昇格。18年にベルギー1部シント=トロイデンに移籍し、昨季からボローニャで主力として活躍している。今季はここまでリーグ戦全21試合にフル出場(計1890分)して2ゴールを記録。右サイドバック(SB)、不慣れな左SBでの起用にも対応するなか、昨年12月23日のセリエA第14節アタランタ戦(2-2)では、技ありのチップキックから今季初ゴールを決めた。

 元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ(ACミラン)、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(ユベントス)ら世界トップクラスのストライカーとも対峙してきた冨安。これまでユベントスやACミランというイタリアの名門が獲得に興味を示していると噂されたが、イタリア国内での“冨安人気”は着実に上昇しているようだ。

「コリエレ・デロ・スポルト」は移籍市場で注目度が高まっている存在として冨安を特集。昨季のボローニャ加入時を振り返り、「このフクオカ出身のディフェンダーは信じ難い選手だ。リッカルド・ビゴン強化部長が2019年の夏に、ベルギーリーグのシント=トロイデンから獲得したが、イタリアのサッカーに慣れるのに1カ月も必要としなかった。トミヤスはピッチに入って最初の試合から、無限の可能性を示した」と、加入直後から輝きを放っていたと伝えている。

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