香川真司のマンU時代に英メディア注目 「失敗に終わった5人のテクニシャン」に選出

ユナイテッド在籍時のMFディ・マリア、MF香川真司、MFベロン【写真:Getty Images】
ユナイテッド在籍時のMFディ・マリア、MF香川真司、MFベロン【写真:Getty Images】

ベロン、ディ・マリア、デパイ、ムヒタリアンとともに紹介

 マンチェスター・ユナイテッドは、今シーズンの開幕前にアヤックスからオランダ代表MFドニー・ファン・デ・ベークを獲得した。しかし、世界的な名門であるユナイテッドでは思うように活躍できていない。英メディア「フットボール365」は、「過去にユナイテッドで失敗に終わった5人のテクニシャン」と題した特集を組み、ファン・デ・ベークがこのリストに加わるのではないかと報じた。

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 世界中のサッカー選手が、加入を夢見るクラブの一つであるユナイテッド。そのなかには、他のクラブで大活躍を見せたものの、上手くフィットできなかった選手もいる。今回選出された5選手のなかで最初に紹介されたのが、2012年夏から2年間在籍した日本代表MF香川真司(PAOK)だった。

 13年3月のノリッジ戦で、アジア人選手としてプレミアリーグ史上初のハットトリックを達成するなど、ユナイテッドでの時間のすべてが失敗だったわけではない。しかしユルゲン・クロップ監督(現リバプール監督)の下で、バイエルン・ミュンヘンが席巻していたブンデスリーガのタイトルを2年連続でドルトムントにもたらした立役者として、大きな期待を集めていただけに、レギュラーに定着できなかったことから「失敗」の烙印を押されてしまうのだろう。

 ユナイテッドでベンチを温め続けていた当時、古巣ドルトムントのファンは「#freeShinji」というハッシュタグでSNSに投稿を行い、香川の復帰を望んだ。記事では「ファン・デ・ベークにも、すでに#freeShinjiの流れができている。2人には無視できない共通点がある。テクニックのある選手であり、ユナイテッドの11人のどこでフィットするのか明確ではないまま獲得された」と、ユナイテッド側の見通しの甘さを指摘した。

 そして「ユルゲン・クロップ監督が率いたドルトムントで10番の位置(トップ下)でプレーし、名を上げた香川だったが、ユナイテッドで出場した56試合のうち半分以上はそのポジションでプレーしていない。さらに11試合は途中出場だった」と報じている。

 香川以外には、元アルゼンチン代表MFフアン・セバスティアン・ベロン、アルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリア(パリ・サンジェルマン)、オランダ代表FWメンフィス・デパイ(リヨン)、そしてアルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアン(ローマ)が名を連ねた。不名誉なリストではあるものの、香川はユナイテッドに在籍した歴代テクニシャンの1人として数えられているようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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