ミラン、39歳イブラヒモビッチと契約延長か 焦点は“8億円超”の年俸と伊紙報道
首位ミランを牽引するエース、本格交渉は春以降と予想
イタリア・セリエAの首位を走るACミランで前線の核になっている元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチは、来季の契約が注目されている。イタリア紙では、その動向についての分析が報じられている。
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イブラヒモビッチは昨年1月に前所属の米MLSロサンゼルス・ギャラクシーとの契約満了に伴い、ミランへ2012年夏に退団して以来の復帰を果たした。いきなりチームの中心的な存在になり、後半戦の成績だけなら優勝したユベントスに匹敵する勝ち点を獲得したチームを牽引した。そして今季は、ここまで10連覇に挑む王者ユベントスを押さえて首位に立つチームの原動力になっている。
イブラヒモビッチは1年契約となっているため、シーズン終了後に契約が切れる。これはすでにミランの強化責任者である元イタリア代表パオロ・マルディーニ氏からも明言されている。
イタリア紙「トゥット・スポルト」は、イブラヒモビッチの契約問題について「両者の意向は合意している」として、クラブも選手も残留を望んでいるとした。一方で、「そのアイデアがより明確になるには、春を待たなければならないだろう」として、まだ本格交渉に発展する気配がないと報じた。
その一方で、イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は、イブラヒモビッチの現行契約が年俸700万ユーロ(約8億8000万円)だとしている。そして「40歳を迎えるシーズンに、同じだけの年俸となるのは難しい。しかし、成果ボーナスを設定することによって交渉は合意できるだろう」として、年齢を考慮して基本給ではなく出来高の割合を増やす交渉が行われると予想した。
今季、10シーズンぶりのリーグ優勝に近づいているミランだが、仮にそれが成し遂げられなくても来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権の獲得は現実的な状況にある。イブラヒモビッチがミランをCLの舞台に復活させることと、そのピッチに立つ姿を見られるかは、春以降の本格交渉の行方を待つことになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)