“早熟の天才”パト、欧州復帰を希望も現実的にはアルゼンチンとアメリカ行きの二択か
ジュニオルスのミリート監督はパトに直接ラブコール
欧州への復帰を熱望していた元ブラジル代表FWアレシャンドレ・パトは、新天地をアルゼンチンかアメリカから選ぶことになりそうだ。アルゼンチンのスポーツ専門局「TyCスポーツ」が報じている。
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パトは17歳にして2006年のクラブワールドカップに母国の強豪インテルナシオナルの一員として出場。その後、07年夏にイタリア・セリエAの名門ACミランへ移籍し、18歳になった08年1月から選手登録されてプレーした。若くして能力の高さを見せた一方で負傷も多いキャリアだったなか、13年夏に母国の名門コリンチャンスへ移籍した。
それでも、16年にはイングランド・プレミアリーグのチェルシーへ加入し、その後にスペインのビジャレアルでプレー。すると17年1月には中国の天津へ移籍し、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)でもプレーして柏レイソルなどと対戦。その後、19年3月にサンパウロ入りして昨年8月に退団している。
そのパトはイタリアメディアに「銀行口座のための契約はいらない」と、古巣ミランに売り込みをかけるようなコメントもしていた。しかし、実際にはアルゼンチン1部アルヘンティノス・ジュニオルスと、米MLS(メジャーリーグサッカー)オーランド・シティの2チームによる争奪戦になっているという。
先月ジュニオルスの監督に就任した元アルゼンチン代表DFガブリエル・ミリート氏は、すでにパトに対して直接メッセージを送って加入を誘っているという。一方でパトは、家族も含めた最良の選択をするために考慮しているということで、アメリカ行きも考えられる状況。数週間以内に解決するという見通しのようだ。
オーランド・シティは、かつて元ブラジル代表MFカカもプレーした経験があり、マンチェスター・ユナイテッドなどでのプレー経験を持つ元ポルトガル代表MFナニも所属している。パトは同じ南米の隣国でプレーするのか、それとも北米に渡るのか、欧州復帰を望みながらも現実的な選択肢は二つに絞られているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)