悪童バロテッリが来季のミラン残留を熱望 「リバプールには戻りたくない」

「オレはここでプレーを続けたい」

 バロテッリにとって、残りの数試合はミランでのラストチャンスだと現地では報道されている。リバプールを含めた去就についても報じられているが、“悪童”は全く意に介していないようだ。そして、ミランでのプレーを継続したい意向を話している。自身の高額年俸がネックになっているという話題も、冗談を交えて一笑した。

「新聞を読む気は全くないからな。手術の後、コンディションが良くなかったのは事実だ。だが、オレはここでプレーを続けたい。それは確実に言えることだ。リバプールでの日々は良くなかったし、戻りたいとは思わないね。ここ2試合は良いプレーだと思っているし、これを最後まで続けるしかない。ミランに金が無いなんてことはないだろう(笑)」

 この1週間ほどで、6月の欧州選手権(EURO)でのイタリア代表入りが確実視されていたジェノアのGKマッティア・ぺリンとユベントスのMFクラウディオ・マルキージオが立て続けに重傷を負い、大会への出場が難しくなった。その舞台に対しても、まだ諦めていないと話している。

「マルキージオとペリンには『幸運を』と言うしかない。彼らのことは良い奴だと思っているし、残念だよ。(イタリア杯決勝を含めた)このラスト6試合で、EUROへ行けるようにやれるだけのことをやる。それで、チャンスが回ってくればいいな」

 若い頃からポテンシャルは超一流と言われてきたバロテッリだが、苦境にあるミランを復活に導くことはできるのか。そして、来季の去就やEUROでのチャンスをつかむことはできるのか。シーズン終盤戦のミランで、ピッチ内外で話題の中心になっていきそうな気配だ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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