「勝ち抜ける運命だったのに…」 衝撃のEL8強逆転負けにドルトムントのトゥヘル監督が呆然

「王者のように敗戦を受け入れなければ」

 非情の結末にトゥヘル監督は呆然としていた。英BBCによると、指揮官は「私には説明できない。これは論理的な結末ではない。とても感情的な試合だ。3対3の時点で誰もが勝利を意味するとを信じていた。これは運命だったのに…」と言葉をつないだ。

 ブンデスリーガ2位で圧倒的な攻撃力を誇るドルトムントはEL優勝の最有力候補と目されていた。昨季までドルトムントを率いたリバプールのユルゲン・クロップ監督も認めていた。だが、リバプールは闘将クロップの気合が乗り移ったかのようなプレーで、試合を一気にひっくり返した。

「あそこまでの強い気持ちがあれば、何かが起こせる。1ゴール差あったのに、目標を達成できなかった。スポーツは勝敗を競うもので、我々は失敗した。それを受け入れなければいけない。誇り高き敗者としてはリバプールにおめでとうと言いたい。王者のようにこの敗北を受け入れなければ…」

 名将クロップに阻まれ、今季就任したトゥヘル監督とドルトムントは初タイトルの千載一遇のチャンスを逃すことになった。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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