「勝ち抜ける運命だったのに…」 衝撃のEL8強逆転負けにドルトムントのトゥヘル監督が呆然

開始10分で2点リードも、終盤にまさかの2失点

 日本代表MF香川真司の所属するドルトムントが14日のUEFA欧州リーグ(EL)準々決勝リバプールとのアウエー第二戦で序盤に2ゴール差でリードしながらも、試合終了間際に逆転を許した。2戦合計スコアを4−5で敗退となったトーマス・トゥヘル監督は「勝ち抜ける運命だったのに…」と呆然。非情な現実を受け入れられない様子だった。

 ホームでの第1戦を1−1で引き分けに終わり、アウエーゴールの差で不利な状況だったドルトムントでトゥヘル監督は攻勢に出た。初戦で起用しなかったリーグ戦2試合連続ゴールと好調の香川をトップ下に配置。超攻撃的なシステムでリバプールに襲いかかった。

 チームも指揮官の期待に応えた。前半5分、カウンターからMFムヒタリアンを起点に中央の香川を経由し、右サイドのMFカストロへ展開。クロスからFWオーバメヤンがボレーシュートを放ち、最後はGKが弾いたこぼれ球をムヒタリアンが確実に押し込んだ。同9分、MFロイスのスルーパスからオーバメヤンがネットを揺らし、2点のリード。完全に優位な立場に立った。

 だが、試合は壮絶な打ち合いとなった。この試合で3−2リードで迎えた後半32分に香川を下げ、DFギンターを投入。セオリー通りに守備を固めたはずが、アディショナルタイムのDFロブレンのヘディング弾を含め、終盤に衝撃の2失点。EL優勝候補の本命とされたドルトムントは逆転で8強敗退となった。

 

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