海を越えて称賛される香川の芸術ループ弾 米メディア「シャルケGKの頭上を美しく航海」

ドルトムントで単独最高点をゲット 「ダービーで常に卓越したプレー」

 ドルトムントの日本代表MF香川真司が決めた芸術的ループ弾に、高い評価が与えられた。10日のシャルケ戦で挙げた2試合連続ゴールを各国メディアが取り上げているが、米スポーツ専門テレビ局「ESPN」は香川にチーム単独最高点の「8点」をつけて絶賛している。

 同じルール地方を本拠地とするシャルケとの「ルール・ダービー」で、抜群の相性の良さを誇る香川が再び輝いたのは後半4分のことだった。中盤で前を向くと、前線に走り込んだMFライトナーへの縦パスからリターンを受ける。すると香川は相手GKの動きを見逃さず、ダイレクトでループシュート。美しい弧を描いたボールは鮮やかにゴールネットへと吸い込まれ、ドルトムントに先制点をもたらした。

 試合は最終的に2-2のドローに終わり、ドルトムントは首位バイエルンとの勝ち点差を7に広げられたが、「小さな魔法使い」の異名を持つ香川の一撃は、海を越えて各国メディアで大きく称賛されている。米「ESPN」は、「この日本人プレーヤーは、『ルール・ダービー』で常に卓越したプレーを見せている」と、昨年11月8日に行われた第12節の先制ヘッドに続き、ダービーで再び躍動した背番号23の勝負強さを絶賛した。

 DFエリック・ドゥルム、FWアドリアン・ラモスが「3点」など、2-2ドローの結果により非常に厳しい評価が下されるチームメイトもいた一方で、香川には「彼の放ったループシュートはシャルケGKラルフ・フェアマンの頭上を美しく航海した。この一撃でドルトムントに貴重な先制点をもたらした」と、チーム最高の「8点」が与えられた。

 

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