「みんなの幸せを手助けする」 元ブラジル代表MFサンパイオが掲げる今後の“夢”

現役を引退後もサッカーにかかわり続けている元ブラジル代表セザール・サンパイオ【写真:本人提供】
現役を引退後もサッカーにかかわり続けている元ブラジル代表セザール・サンパイオ【写真:本人提供】

【あのブラジル人元Jリーガーは今?】セザール・サンパイオ(元横浜F、柏、広島):前編――引退後は運営管理やスポーツビジネスを学ぶ

 元ブラジル代表MFセザール・サンパイオは、1995~98年に在籍した横浜フリューゲルスではクラブ存続のために戦い、2002年には柏レイソルを降格の危機から救い出す手助けをした。2003年はサンフレッチェ広島のJ1リーグ復帰に貢献。真面目で朗らかで、誰からも愛され、現役時代からピッチ上のプレーだけではなく、様々な立場でチームと関わってきた。引退後も、やはり多角的にサッカーに取り組み続けているサンパイオに、その歩みを聞いた。

 2004年に日本を離れ、ブラジルに戻ったサンパイオは、プロキャリアをスタートしたサンパウロFCに戻り、半年間プレーした後、選手生活を終えた。

 Jリーグでの最後のクラブとなった広島では、スタッフとして残ることも打診されたが、「自分が職業を持つための準備がしたかった」と明かす。そのため、引退後は二つの大学で、スポーツ団体の運営管理やスポーツビジネスなどを学んだ。

「選手の頃から、サッカーに関わる様々な仕事に興味を持っていたんだ。クラブ運営には、その場、その時ごとにいろんなケースがあるし、サッカービジネスは活発な市場だから、日々変わっていく。だから、大学だけじゃなく、卒業した後もいつでも勉強を続けているよ」

 小規模クラブのプロ化に携わったり、リオ・クラーロのような中堅クラブの顧問をはじめ、ビッグクラブである古巣パルメイラスのサッカーディレクターも務めた。

「クラブの長期的な目標を設定して、その達成のために、念入りなプロジェクトを組み立てる。サッカーが僕に与えてくれたことを考えれば、今の選手たちや将来のクラッキたちのために、良いクラブの環境や基盤を整えることが、自分の義務のように思えるんだ」

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