エバートン新加入のブラジル人MF、移籍の理由に言及 「二度考える必要はなかった」
ナポリ時代もともに戦ったアンチェロッティ監督の手腕を絶賛
シーズン序盤、エバートンは新加入のコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスが加入し、大活躍を見せて脚光を浴びた。第14節を終えて暫定4位(8勝2分4敗)と、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権にいるクラブには明確なプランがあると、今夏にナポリから加入したブラジル代表MFアランが語っている。英地元紙「リバプール・エコー」が伝えた。
アランは今年9月に移籍金2000万ユーロ(約28億円)で加入し、2023年6月30日までの3年契約を締結。レアルから加入したハメス・ロドリゲスに注目が集まるが、イタリアで確かな実績を積み、2018-19シーズンから2019-20シーズンの途中まで、カルロ・アンチェロッティ監督の下でプレーしていた。
その後、ナポリではジェンナーロ・ガットゥーゾ監督の下、出場機会が限られるようになった。しかし、今夏に加入したエバートンでは、豊富な運動量で中盤を制圧。相手にプレッシャーをかけて球際に強さを見せるダイナモの存在は、チームに不可欠となっている。
改めてその存在感を示しているアランは、エバートンからのオファーが届いた時に、迷う必要がなかったと明かしている。
「エバートンは、偉大な歴史を持つビッグクラブだ。だから、ここに加入できるチャンスが来た時、二度考える必要はなかった。そのプロジェクトが魅力的だったんだ。ここに来て、このリーグでプレーして、エバートンのユニフォームを着ることは、夢の実現だ。僕は良いパフォーマンスをしたいし、チームメートが良いシーズンを過ごせる手助けをしたい」
そして、ナポリ時代に続き、共闘することになったアンチェロッティ監督についても「カルロはトップにいる男だ。全選手、チーム全体をハッピーにさせるよ。彼は毎日どのように選手に接すればいいかを理解している。だからこそ、選手の100%を引き出すことができるんだ。彼と仕事ができるのは、素晴らしいことだ。ここまで良い時と悪い時があったけれど、カルロの落ち着きと知識は、クラブを成長させて前進させてくれると確信している」と、絶賛した。
アランの言葉からも、良い状態であることが伝わってくるエバートン。シーズンを通して快進撃を続け、目標とするCL出場権獲得を成し遂げられるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)