韓国メディア、リバプール南野のプレミア初ゴールに見解 「やっと1ゴールなのに…」
クリスタル・パレス戦で待望のプレミア初ゴール 「失っていた自信を取り戻した」
日本代表MF南野拓実(リバプール)が、19日に行われたプレミアリーグ第14節のクリスタル・パレス戦で、リーグ戦初ゴールを決めた。
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開始3分の待望の初ゴールで勢いに乗ったリバプールは、その後、大量得点を決めて7-0で圧勝した。韓国メディアも日本を代表するアタッカーの初得点に注目している。
韓国のサッカー専門サイト「インターフットボール」は、「南野の活躍も印象的だった。これまで南野は中盤の一角で出場したり、ゼロトップの役割を任されたりしたが、今回の試合では左ウイングで出場。サイドと中央を幅広く動き、パスをつないでリバプールの攻撃の活性化に貢献した。前半3分に先制点を奪い、その後の試合展開を楽にした」と報じている。
また、このゴールで「南野が失っていた自信を取り戻し、ファンに存在感を与えるきっかけにもなった」と報じ、今後の活躍を期待させるには十分なインパクトを与えたとも伝えている。
一方で、スポーツ専門サイト「stnスポーツ」は「やっと1ゴールなのに……。日本メディアは“南野の明るい未来が到来”」と見出しを打ち、「南野がリーグでゴールを決めたのは、昨年12月にリバプールに入団してから1年のこと」と伝え、このゴールで南野を称賛するのはまだ早いとの見方だ。
ただ、ユルゲン・クロップ監督はクラブ公式サイトで「これからもタキ(南野)を使いたい。シーズンを戦い抜くには、中盤でも攻撃的なスキルが必要になる」と称賛。「stnスポーツ」は「クロップ監督はこれからも南野を重用する意思を表した」と、指揮官と選手の強固な関係性についても強調していた。
金 明昱
1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。