バルサ戦先制弾から10分後に退場のトーレス 「二枚目のカードは…」と主審の判定に不満爆発

ツイッターではサポーターに全面謝罪

 トーレスは自らをこう責めながらも、ドイツ人主審のフェリックス・ブリッヒ氏に2枚目の警告について「もちろん触れたけど……」と口にしつつ、不満たらたらだったという。

「あの判定には残念の一言だ。あれはカードに値するか否かというプレーだった。1つ目のプレーはカードに値するものだったと思うんだ。でも2つ目のプレーはカードが出なくても良かったんじゃないか」

 この退場劇によってトーレスは、13日に本拠地ビセンテ・カルデロンで行われる第2戦も出場停止となってしまった。2015年にACミランから古巣へと帰還し、チーム初となるCL制覇を果たそうと期するものは大きかっただけに、ショックは大きい。

「チームの戦いぶりは誇りに思っているよ。結果は完全に悪いものじゃない。カルデロンならすべてが可能だから……」

 神の子はこう話して悔しさを飲み込んだ。天国から地獄への10分間を味わったが、背番号9の一撃がチームにとって貴重なアウェーゴールとなったのは確か。試合後、トーレスはツイッターで「僕が敗北の責任を受け入れる。でも、今はカルデロンでの逆転に向かう以外にない」と全面謝罪した。ファンから愛されるストライカーの無念を背負って、アトレチコイレブンはホームでの逆襲を果たせるだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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