神戸が死闘の末に延長PK被弾…蔚山現代に1-2敗戦 日本勢4年連続のACL決勝進出ならず

神戸は蔚山現代に逆転負けでACL敗退【写真:AP】
神戸は蔚山現代に逆転負けでACL敗退【写真:AP】

VAR判定でのゴール取り消しも… 延長後半にGK前川がPK献上し惜敗

 ヴィッセル神戸は13日、集中開催のカタールで開催されたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝の蔚山現代(韓国)戦に臨み、1-2で敗れた。初出場での決勝進出を目指したが、延長戦の末に力尽きた。

 神戸は準々決勝の水原三星(韓国)戦を、1-1からのPK戦を7-6で制して準決勝に進出。しかし、決勝トーナメント1回戦での負傷をそのPK戦で悪化させたように見えた元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタは、準決勝の登録メンバーから外れた。一方の蔚山は、神戸OBでもある元韓国代表FWキム・ドフン氏が指揮を執り、グループステージからここまで無敗での勝ち上がり。東アジアの頂点かつアジア王者への挑戦権を懸けて、両者が激突した。

 神戸はFWドウグラスを頂点に右にFW古橋亨梧、左にDF登録の西大伍が入り、その下にイニエスタに代わってスタメン入りしているMF安井拓也が構えた。前半の立ち上がりから比較的ゲームをコントロールすることに成功し、前半14分には敵陣でドウグラスがボールを奪ったところからシュートまで一気に持ち込むチャンスも作った。

 その後はどちらのチームも大きなチャンスを作る回数が少なく、0-0のままハーフタイムへ。蔚山は後半から、過去にガンバ大阪やジュビロ磐田でのプレー経験を持つ元韓国代表FWイ・グノを投入した。

 そうしたなかで先にスコアを動かしたのは神戸だった。後半7分、右CKでマイナス方向への低いボールを入れるプレーを見せると、そこにマークを外して入ってきたMF山口蛍が低く抑えたシュートを決め、1-0と先制に成功した。

 このゴールから早くも蔚山はゴール前へのシンプルなロングボールを増やし、神戸も最終ラインが下がってしまったため、ゴール前で守る厳しい時間帯になってしまった。それを凌ぐと同30分、敵陣でボールを奪ってのカウンターから安井がシュートを放つと、相手GKが弾いたところを途中出場のFW佐々木大樹が押し込んで貴重な追加点になったと思われた。しかし、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の進言で、ボールを奪った場面で神戸のファウルがあったとして、ゴールは取り消された。

 逆に同37分、蔚山の攻撃が再度展開されてから中央でシュートを許した攻撃は、FWビヨルン・ヨハンセンのシュートが神戸の選手に当たってゴール内へ。一度はオフサイドの旗でゴールを認めなかったが、VARのチェックによりオフサイドはないと判断されて同点ゴールとされ、試合は1-1で延長戦に入った。

 延長戦に入ると神戸はラインを押し上げることができずに防戦一方の展開になった。延長前半13分にはヨハンセンの至近距離でのヘディングシュートをGK前川黛也が超人的な反応でスーパーセーブ。逆に延長後半1分には敵陣で相手のパスをカットしたドウグラスがGKと1対1から古橋にパス。これが強く出て古橋のリターンもドウグラスに合わずと、千載一遇のチャンスを逃した。

 そして同13分、神戸の最終ライン背後に出たボールを前川が1回でキャッチしきれず、こぼしたボールをFWジュニオール・ネグランに競り合われたところで倒してしまいPKの判定。これをネグランに決められて痛恨の失点となり、神戸は1-2で敗れた。

 2月の開幕から3月に新型コロナウイルスの影響で中断され、先月にカタールでの集中開催として再開するという変則開催となったACLだったが、神戸は初出場にして勝ち残ってきたが、ここで大会を去ることになった。アジアの頂点を決める戦いは19日、蔚山と西地区を勝ち上がったペルセポリス(イラン)で行われる。

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