南野は「多くの出場機会を手にする必要がある」 “新ポジション”の可能性に専門メディア注目
CLミッティラン戦はインサイドハーフとして90分間献身的にプレー
リバプールの日本代表MF南野拓実は、現地時間9日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第6節ミッティラン(デンマーク)戦でインサイドハーフとしてフル出場。終了間際にゴールネットを揺らした一撃はVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の確認の末に取り消しとなったが、専門メディアは「献身性と走力に不足はない」と報じている。
【PR】ABEMA de DAZN、明治安田J1リーグの試合を毎節2試合無料生中継!
すでに首位突破を決定させているリバプールは、主力組の大半を温存し、南野はインサイドハーフで先発出場した。試合は開始55秒にエジプト代表FWモハメド・サラーが電光石火の先制点をマーク。しかし、後半14分にVAR判定でミッティランにPKを献上し、同点とされる。
1-1で迎えた後半43分、南野に最大のチャンスが訪れる。ペナルティーエリア内で途中出場のセネガル代表FWサディオ・マネの落としを拾った南野が右足で押し込み、劇的な決勝弾を奪ったかに思われた。しかし、再びVARが介入すると、直前のマネのプレーにハンドがあったとしてノーゴール判定。試合は1-1の引き分けに終わった。
英紙「デイリー・ミラー」が「クロップは、彼が将来セントラルMFに配置されるヒントを残した」と中盤として計算できる選手になる可能性を指摘していたが、リバプール専門メディア「THIS IS ANFIELD」も「ユルゲン・クロップがミナミノの“新しいポジション”を示唆」との見出しで、見解を述べている。
「ミナミノの献身性と走力に不足はない。(オランダ代表MF)ジョルジニオ・ワイナルドゥムや(イングランド代表MF)ジョーダン・ヘンダーソンの代わりになるというわけではないが、トレーニングでその戦術的な役割を学べるだろう。ミナミノは11カ月前に契約してからゆっくりチームに溶け込んできた。しかし、多くの試合が行われる今後1~2カ月でよりたくさんの出場機会を手にする必要がある」
ポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタの台頭もあり、前線では苦しい立場の南野だが、インサイドハーフとして突破口を見出すことができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)