ACL東地区の“4強”決定! 神戸が日本勢唯一の生き残り、韓国&中国の強豪を打破できるか

アジア・チャンピオンズリーグのベスト8進出チームが決定!【写真:AP & Getty Images】
アジア・チャンピオンズリーグのベスト8進出チームが決定!【写真:AP & Getty Images】

横浜FMとFC東京はラウンド16で敗退、神戸が初出場でベスト8進出

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は現地時間6、7日に決勝トーナメント1回戦の4試合が行われ、東地区の準々決勝進出4チームが出揃った。日本勢は3チームがグループステージを突破していたが横浜F・マリノスとFC東京が敗れたため、残るヴィッセル神戸に期待がかかる。

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 今季のACLは新型コロナウイルスの影響で、中国勢の試合が開幕から実施できず3月に中断した。そして西地区の決勝進出チームがペルセポリス(イラン)に決まった後、11月中旬からカタールでの集中開催として東地区の試合も再開。日本勢は韓国など他国のクラブと2月にグループステージ2試合を終えていたため、主に11月最終週からの戦いになった。

 そのなかでFC東京が2位通過、横浜FMと神戸が1位通過となり決勝トーナメント1回戦に進んだ。日本勢同士での潰し合いは発生しなかったが、FC東京は北京国安(中国)に0-1、横浜FMは水原三星(韓国)に2-3で敗れた。神戸は上海上港(中国)を2-0で下し、もう1チームはメルボルン・ビクトリーを3-0で下した蔚山現代(韓国)が勝ち上がった。

 このなかで、北京と蔚山の2チームが今大会でグループステージから無敗をキープしている。北京は2018年ロシア・ワールドカップにも出場したブラジル代表MFレナト・アウグストが中盤に君臨し、元スペイン代表MFジョナタン・ビエラが攻撃にアクセントを加える。両者ともに昨季から北京でプレーしており、周囲の選手との関係性も出来上がっている。

 また、蔚山は昨年のACL16強では浦和レッズに敗れたが、メンバーは大きく変わっていない。元韓国代表FWキム・ドフン氏が監督を務め、33歳のベテランのブラジル人FWジュニオール・ネグランを前線の軸にしながら、早い攻撃を仕掛けるタイプのチームだ。この両者に共通するのは失点が少ないこと。仮に神戸が対戦した場合、先制点を渡してしまえばかなり難しい試合展開を強いられるだろう。

 そして水原の特色は、外国人選手の登録されていないチームであること。個の能力で圧倒的な違いを見せる選手こそいないが、チームとしてのまとまりはかなりのもの。サガン鳥栖でのプレー経験も持つMFキム・ミヌは変わらず質の高い左足からのキックを持ち、横浜FM戦では勝ち越しゴールも奪った。このチームのポイントになる選手なのは間違いないと言えそうだ。

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