【ACL帯同記】横浜FM、カタール遠征の裏側 再開初戦の“劇的勝利”を支えたスタッフの奮闘と誇り

初戦・上海上港戦の前日に行われた公式会見の様子【写真提供:横浜F・マリノス】
初戦・上海上港戦の前日に行われた公式会見の様子【写真提供:横浜F・マリノス】

Jリーグでは見られない前日会見と突然出現したGSCM

 試合前日には、監督と選手1名が参加する公式会見が開かれます。午前中に会見が設定されているのは、時差を考え、日本を始めとした東アジアのファン・サポーターに会見内容が届きやすい時間帯を考慮してのこと。独特の緊張感がある現場ですが、試合の前日会見というのは普段Jリーグでは実施されないので、これもまたACL出場クラブならではの経験と言えますね。

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 通常であれば、2チームでのMCM(マッチコーディネーションミーティング)が毎試合、前日にスタジアムで開催されます。しかし、コロナ禍ということで、同グループの4チームによるオンラインでの一斉開催という形でGSCMが実施されました。最初に、「GSCMが開催されます」という連絡を受けた時は、「知らないミーティングが出現した!」と若干焦りましたが……。このミーティングでは、主にコロナ禍での運営体制、当日のスケジュール、ユニフォームの配色など、競技面のレギュレーションに関する確認が行われます。

 リーグ戦との違いとしては、ユニフォームの配色の変更がここで議題となることがあるのですが、司会進行を務められた方が、我々が“トリコロール”を重視していることを把握してくれていていたことです。もちろん、第一原則は競技に支障がない視認性の保持ですが、各チームのアイデンティティーを尊重していただける姿勢に感銘を受けました。

 ちなみに、全編英語でのミーティングとなりますが、My English is not goodなので(苦笑)、同僚に通訳をお願いしながらのオンラインミーティングでした。カタールで過ごす時間で英語力を磨きたいと思います。

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