ベントナーがヴォルフスブルクと契約解除 数々の問題行動によって追放処分に
崩壊したキャリア
奇矯な言動で知られるヴォルフスブルクのデンマーク代表FWニクラス・ベントナーが、チームから追放処分を受けたことが明らかになった。クラブが公式サイトで明らかにしている。
クラウス・アロフス強化部長は、こう声明を発表した。
「現状はすべての関係者にとっても不満足な状況だ。これが延々と続くことは許されない。明確な理由で、水曜日に我々は会談を持った。解決法を模索するために代理人と話し合った」
デンマークが誇る大型ストライカーは契約解除となり、新たな移籍先を模索することになるという。
ベントナーはヴォルフスブルクの親会社であるフォルフスワーゲン社の車でなく、メルセデス・ベンツの乗用車を自身のSNSに掲載するなど問題行動に出ていた。その他にも数々のチームの規律違反を起こしてきたために2月からトップチームでプレーしていなかった。
アーセナル時代はあのズラタン・イブラヒモビッチを超える存在と期待されたが、飲酒運転や駐車場での自動車破壊事件、ピザ屋での乱闘事件などピッチ外でトラブルが続いてきた。尊大で奇矯な言動から「ベントナー卿」というあだ名を受けた。ユベントス、ヴォルフスブルクと全く結果を残すことができていないかつての期待の星は、28歳の若さでそのキャリアは崩壊の一途をたどっている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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