PSG監督、記者からの“懐疑的な目”に苛立ち 「度胸があるなら、ロッカールームで聞いてみろ」
CLライプツィヒ戦に1-0で勝利するも、パフォーマンスを疑問視する記者の質問に苛立ち
フランス王者パリ・サンジェルマン(PSG)は現地時間24日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第4節RBライプツィヒ戦で1-0と勝利を収めた。ブラジル代表FWネイマールのPKで得た1点を守り切ったが、試合後の会見でトーマス・トゥヘル監督に対してチームのパフォーマンスを疑問視するようなコメントが飛び、苛立ちを露わにしている。スペイン紙「マルカ」が伝えた。
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昨季は新型コロナウイルスの影響で変則的なフォーマットになったCLを勝ち進み、史上初めて決勝に進出したPSG。決勝でドイツ王者バイエルンに惜しくも0-1で敗れたものの、悲願の欧州制覇へ最も近づいたシーズンとなった。
だが、リベンジを期すはずの今大会では、グループリーグ初戦でマンチェスター・ユナイテッドに1-2で黒星。第2戦ではバシャクシェヒルに2-0で勝ったものの、敵地で臨んだライプツィヒとの第3戦も1-2で敗れ、トゥヘル監督は解任の危機に瀕しているとも報じられていた。
24日の一戦ではなんとか白星を挙げ、グループ首位のマンチェスター・ユナイテッドに勝ち点3差の2位に浮上したが、試合のスタッツを見てみると、シュート数はライプツィヒの「16」に対して、PSGはその半分の「8」。ポゼッション率は41%、パスの正確性や本数もライプツィヒを下回っており、内容としては「素晴らしい」とは言い難いものだった。
ただ試合後の記者会見で、そのパフォーマンスを疑問視する質問を受けたトゥヘル監督は、「今日はリズムが欠けていただけ。君たち(ジャーナリスト)からはいつも同じ質問をされているように感じる」とコメント。「度胸があるなら、同じ質問をロッカールームでしてみればいい。ライプツィヒを相手にあまりチャンスを作り出せなかったが、全力で一致団結して守備をした。私たちは勝ったんだ。私は謝らない」と苛立ちを隠さなかった。
PSGとしては、勝利し続けることで、周囲の懐疑的な目を払拭するしかない。
(FOOTBALL ZONE編集部)