伝統の決戦のダークサイド 「エル・クラシコ」で鳴り響くレッドカード警報
10年シーズンから両軍14人が退場処分に
4月2日の「エル・クラシコ」に臨むバルセロナとレアル・マドリードの両名門は歴史に残る名勝負が期待される一方で、白熱のあまりに“レッドカード警報”も発令されている。スペイン紙「AS」が報じている。
バルサとレアルはここ数年、リーガ、UEFAチャンピオンズリーグ、スペイン国王杯、スペインスーパー杯と4つの公式戦でしのぎを削り合っている。同紙はその戦いが激しさを増した2010-11シーズンから計23回のクラシコを振り返った結果、両チームの選手に14回もレッドカードが提示され、退場処分を受けたと報じている。
レアルは10年に監督就任したジョゼ・モウリーニョ氏が、バルサのポゼッションに対して激しいチャージで応戦することを選手たちに要求した。ピッチ内での局面勝負が熱くなりすぎた結果、両チームの選手が衝突するシーンが何度も起きたのは印象に新しい。
この期間での退場者リストを作ると、以下の通りとなる。
レアル・マドリード(10回):セルヒオ・ラモス(3回)、ラウール・アルビオル、アンヘル・ディ・マリア、ペペ、マルセロ、メスト・エジル、イスコ、モウリーニョ監督(当時)
バルセロナ(4回):ビクトル・バルデス、ホセ・マヌエル・ピント、ダビド・ビジャ、アドリアーノ
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