ジダン監督、イスコ去就の質問に苛立ち 「我々と一緒にいるので、話す必要はない」
ビジャレアルと1-1で引き分けた試合後にイスコに関する質問を受ける
レアル・マドリードは現地時間21日に開催されたビジャレアルとのリーガ・エスパニョーラ第10節で1-1のドローに終わった。首位浮上に向けて上位を叩き切れず、勝ち点1にとどまったなかで、ジネディーヌ・ジダン監督に対して質問が飛んだのは、移籍の噂が急浮上したスペイン代表MFイスコについてだ。
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インターナショナルマッチウィーク明けのレアルはこの日、負傷やコンディション不良の選手が多く、キャプテンのスペイン代表DFセルヒオ・ラモスや元フランス代表FWカリム・ベンゼマ、ブラジル代表MFカゼミーロ、ウルグアイ代表MFフェデ・バルベルデがメンバー外となっての一戦だった。
そこで試合開始早々に結果を残したのは、先発に抜擢されたFWマリアーノ・ディアス。前半2分、スペイン代表DFダニエル・カルバハルの供給したクロスに、マリアーノがダイビングヘッドで合わせて先制ゴールを奪い取った。しかしその後はスコアを動かせずにいると、後半に入ってビジャレアルに流れが傾く。そして後半30分にベルギー代表GKティボー・クルトワがペナルティエリア内でナイジェリア代表MFサミュエル・チュクウェゼを倒しPKを献上。これをスペイン代表MFジェラール・モレノに決められて1-1とされ、そのままタイムアップの笛を聞いた。
試合終盤には途中出場の日本代表MF久保建英に決定機を作られたこともあってか、スペイン紙「AS」が伝えるジダン監督のコメントもやや渋い。「明らかに(勝ち点)2を失った」と話すととともに、注目されているのは1月の移籍市場でクラブを去るとの報道が出たイスコについてだ。
イスコの“引き留め”に動かなかったのではとの質問に対して、ジダン監督は「いや、別に。内部で何が起こっているかは話さない。彼は今ここに所属していて、ここに留まる。我々と一緒にいるので、話す必要はない」と苛立ちを見せながらはぐらかしている。今季のリーガは混戦模様となっているなかで、風当たりが強くなっているジダン監督はどう立て直しを図るのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)