アジアの厳しさを知る長谷部が見せた決死のブロック 最終予選へチームに「競争」を求める

アフガニスタン戦に続きフル出場 指揮官から厚い信頼を得るリーダー

 日本代表は29日、ロシア・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選シリア戦に5-0で快勝した。MF長谷部誠は「尻上がりに調子を上げられたし、無失点も評価できる」と、7勝1分で首位通過を果たした2次予選を総括し、最終予選に向けてさらなる成長を誓った。

 すでに最終予選進出を決めていた日本代表だが、バヒド・ハリルホジッチ監督が前日会見で「我々にとっての決勝戦だと思っています」と語ったとおり、シリア戦では勝利を渇望する姿勢を押し出した。その中で長谷部はキャプテンマークこそ代表通算100試合出場となったFW岡崎慎司に譲ったが、ピッチ全体をオーガナイズするボランチとして機能。積極的にゴール前へと飛び出し、チャンスも創出した。

 試合は前半こそオウンゴールの1点のみだったものの、後半に入るとMF香川真司の2得点、FW本田圭佑、負傷したMF山口蛍に代わってピッチに入ったMF原口元気が得点を決めるなど、ゴールラッシュで2次予選を締め括った。試合後、長谷部は今予選を通じての戦いぶりをこう振り返った。

「2次予選を振り返れば、初戦がホームのシンガポールで0-0と出足は良くなかった。そこから尻上がりに調子を上げられたし、無失点も評価できる。最終予選につながる試合だったと思います」

 

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